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米国でシマノ、スペシャライズド、トレックに集団訴訟へ。デュラエースやアルテグラのクランクのリコール問題

米国でシマノ、スペシャライズド、トレックに集団訴訟へ。デュラエースやアルテグラのクランクのリコール問題

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少し前に、シマノが最高級グレードのコンポのデュラーエスと1つ下のグレードのアルテグラのクランクについて海外ではリコール、日本では無料点検の実施という対応策を発表した 。

過去記事:シマノがデュラエースクランクFC-9000/R9100などの無償点検サービスを実施へ。海外市場では76万個のリコール

その時点ですでに予想されてはいたことだが、やはりアメリカで集団訴訟が起こされたもよう。

情報源:Class-action lawsuit filed against Shimano, Specialized and Trek over Hollowtech crank failures

訴状はカリフォルニア州の裁判所に提出され、被告側にはシマノだけでなく、スペシャライズド(Specialized)とトレック(Trek)も含まれている。

訴状によると原告側の主張は、次のようなものだ。すわなち、ネットなどで問題のデュラエースやアルテグラのクランクの剥離・破断の事例が報告されていたが、シマノはリコールをずっとやってこなかった。それはシマノが対応するための費用をケチろうとしていたからであり、それは不適切な対応である。スペシャライズドとトレックは対象クランクの欠陥を知っていたにもかかわらず、故意を情報を歪曲・隠蔽し、またはそうした不都合な情報を公開しなかった。

原告団はこれらの主張に基づき、損害賠償、補償などを求める。

また情報源記事では、対象クランクがついたバイクを売るときにはそのリセール価格が下がることも損害の1つになるだろうとも言われているし、それに加えて、シマノは今回の対応策としてまずショップに見てもらって不具合を確認するともしているが、ショップのメカニックが目視で正確に判断できるかは難しいところ。仮に目視では大丈夫としても走行中にトラブルがあれば、そのショップやメカニックも法的責任を問われかねないとも示唆している。

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