ポガチャルは160億円の解除条項がUAEとの契約にある?
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ボーラ・ハンスグローエの実質的なスポンサーとなったレッドブルが、ワウト・ファン・アールトとレムコ・エヴェネプールを狙っているとのドイツメディアの報道を昨日紹介した。それが次の記事だ。
記事:ボーラ・ハンスグローエがレムコとワウトを獲得か?レッドブルの豊富な資金力が火を吹く?
しかし先ほどの記事ではボーラ・ハンスグローエとしてはそのような動きはよく知らないという状態だとも紹介した。下の記事がそれだ。
記事:ボーラ・ハンスグローエはワウトとレムコ移籍について明確に否定はしないものの、具体的な動きも不明
このレッドブルの動きは本当かどうかは今の段階では当然外野にわかるはずもないが、ロードレース界の有力なエージェント(代理人)、タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)の代理人でもあるAlex Careraは、レッドブルのロードレースへ関与は今後の移籍市場に大きなインパクトをもたらすことになるかもしれないと語る。
情報源:Red Bull could have a ‘major impact’ on 2025 rider transfer market
4人の世界的スーパースターとは?
チームの2つのメインスポンサー、ボーラ社とハンスグローエ社は2027年までチームのスポンサーを続けると契約を延長している。チーム公式発表が下のページだ。
チーム公式サイト:Success story continues: BORA to remain the main sponsor of BORA – hansgrohe until the end of 2027
そして2025年に向けてチームはツール・ド・フランス優勝を目指し新たな補強を狙うと予想されている。それがまさにドイツメディアdpaが報道したワウトとレムコの獲得かというネタだ。
このボーラ・ハンスグローエの補強という点については、上述のポガチャル代理人のAlex Careraは、現在4人の世界的スーパースターがロードレース界にいて、ボーラ・ハンスグローエはそのうちの一人と契約しようとするのではないか?と予想する。
その4人とは、タデイ・ポガチャル、マチュー・ファン・デル・プール、ワウト・ファン・アールト、そしてレムコ・エヴェネプールだ。
ただこれはあくまでAlex Careraの考えであって、なにか明確な根拠やデータがあるわけではない。ただ実感としてはみんなの考えと同じではないだろうか。
ポガチャルがUAEとの契約解除するには160億円必要?
ポガチャルは昨年の高額年俸ランキングで1位だったわけだが(もちろんあくまでメディアの予想にすぎない)、ポガチャルの代理人Alex Careraが言うには、ポガチャルがUAEとの契約を途中解除してチームを出るには、1億ユーロ(約160億円)の支払いが必要となるという条項があるらしい。
この巨額の条項があるがゆえに、レッドブルはポガチャルの獲得を断念せざるを得なかったとAlex Careraは語る。
次にマチュー・ファン・デル・プールだが、すでに彼は2021年に2025年までチームとの契約を延長しているが、最近になった新たに契約の延長をしたらしい。そこでマチューについてもレッドブルは諦めざるを得ないだろうとAlex Careraは語る。
ワウトとレムコは移籍がしやすい?
ポガチャルと同じような契約の途中解除を制限する条項はワウト・ファン・アールトもレムコ・エヴェネプールにも存在しているだろうが、Alex Careraは、その両名は途中解除条項を最新の合意で緩和した、つまり、契約の途中解除をより容易にして契約途中での他チームへの移籍をしやすくなるよう変更したかもしれないと考えているようだ。
そのため、ポガチャルとマチューには手を出せないが、ワウトとレムコならばそれが可能だとレッドブルは考えているのではないか、そのようにAlex Careraは予想している。