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アウトドアブランドとして大人気のアークテリクスを保有するアメアスポーツ(Amer Sports)が、ロードバイク用ホイールとして大人気のブランドEnveをユタ州の投資会社PV3へと売却したことが明らかになった。
情報源:Amer Sports Sells ENVE Composites to Utah Investment Firm
Enveとアークテリクスの親会社であるアメアスポーツは2019年まではMavicも保有していたが、同年にMavicはすでに手放している。
そして今年の1月にアメアスポーツはIPO(新規株式公開/上場)手続きを開始させていた。
Enveは2007年に創業し当時はEdge Compositesというブランド名だったが、その後2010年にEnveへと変更。そして2016年にアメアスポーツが5000万ドルでEnveを買収して今に至る。
Enveはブランドとして順調な成長を続けていると思われる。ホイールに特化したようなブランドだったが、今ではタイヤもグラベルバイクもそしてロードバイクをも作り、特に今年からはTotalEnergiesのチームバイクがEnveとなっている。
最初は1つの製品に特化し、そして成長して複数の分野の製品を開発・販売する総合バイクブランドへと発展するという企業としての王道を歩んでいるのではないか。
アメアスポーツとしてはEnveを成長させその価値を増大することに成功したわけで、そろそろ売り時と考えたのだろう。あるいはなんらかの事情で現金が欲しかったか?
なおアメアスポーツは中国企業のAnta Sportsがその株式の約53%を保有している。
→【Bloomberg】MavicやEnveが中国企業になる?親会社アメアスポーツに中国企業Anta Sportsが接近。
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