昨日なぜポガチャルはガンナを追わなかったのか?
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昨夜の2024ジロ・デ・イタリア第4ステージでは、終盤にミラノ~サンレモでおなじみのカーポ・メーレに入る前でアタック。地元イタリアが誇るTTスペシャリストが残り4kmで単独で抜け出すことに成功し、スプリント勝利を狙う選手らを慌てさせた。そのレース直後のレビューなどの記事がこちら。
トップ・ガンナがテイクオフ!2024ジロ・デ・イタリア第4ステージのレビュー、結果、ハイライト動画
だがそのガンナの動きにその日はタデイ・ポガチャルは反応しなかった。その前日の第3ステージではミッケル・ホノレのアタックに即座に反応し、スプリンターたちはおろか総合勢をも大混乱に陥れたものだが。
なぜ昨日ポガチャルは反応しなかったのか?
情報源:Tadej Pogačar: I didn’t follow Ganna’s attack because I was too badly positioned
レース後のインタビューでポガチャルは、
“Unfortunately, I was in too bad a position to follow him and go on the attack.
訳「残念やけど、ポジションが悪すぎたんよ。せやからガンナの動きに反応できなかったんよ」
“Today, in any case, I was thinking about being safe for the finish, too, and I was in a good position at the top of the climb.”
訳「今日はとにかく安全に走ることを優先してたってのもあるのよ。最後の登りの頂上ではいいポジションだったけどね」
この発言を逆に考えれば、もっと集団前方にポジションをとっていればガンナのアタックに反応し、2日連続でスプリンターチームを狂乱させる可能性はあったということになるか。