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元フランスの貴公子でツール・ド・フランスを沸かせた熱い魂のトップクライマー、Team DSM-Firmenich PostNLのロマン・バルデが一年の契約延長と、2025年のクリテリウム・デュ・ドーフィネをラストレースとする引退予定を発表した。
これまでもバルデ自身が今年か来年で引退というようなことを示唆していたが、ついに正式発表となった形だ。
現役最後のレースは上述のように2025年のクリテリウム・デュ・ドーフィネ(Critérium du Dauphiné)がワールドツアーとしてラストレースになるもよう。つまりツール・ド・フランスは今年が最後となる。
現在33歳のフランス人クライマーは2016年ツール・ド・フランスで総合2位、そして翌年の2017年のツール・ド・フランスでも総合3位などツールを沸かせた。若い頃は登りはもちろんだが、下りでもキレ気味()の走りを見せることもあり、🐷としては「顔は涼しく心は熱い貴公子」というようにブログでも表現してきた選手だ。
また2018年の世界選手権では2位という惜しい結果を残している。
今年のモニュメント、リエージュ~バストーニュ~リエージュでも最後の登りのコート・ド・ラ・ロシュ・オー・フォコン(côte de la Roche-aux-faucons)で熱いアタック。宇宙人のタデイ・ポガチャルを除いて地球人最高の2位に入ったことを思い出す。このときゴール後に本人は感涙を浮かべていたのが印象的だ。そのリエージュのレビューとハイライト動画の記事がこちら。
→完璧なシナリオ!2024リエージュ~バストーニュ~リエージュのレビュー、結果、ハイライト動画
そんな個人的に好きな選手だったロマン・バルデが来年で引退。だが今すぐというわけではないので、引退の寂しさは来年まで残しておく。
なお引退後はグラベルレースへ参戦予定だ。