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ロードレースとロードバイク

レムコ「ポガチャルはヴィンゲゴーに少しイラついてた」。2024ツール第9ステージのヴィンゲゴーの消極的な走りについてのレムコとポガチャルのコメント。

レムコ「ポガチャルはヴィンゲゴーに少しイラついてた」。2024ツール第9ステージのヴィンゲゴーの消極的な走りについてのレムコとポガチャルのコメント。

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昨夜の2024ツール・ド・フランス第9ステージは連続するいくつものグラベル区間が最大のポイントだった。1つのメカトラや落車に巻き込まれるなどのトラブルが致命傷になりかねず、しかもそうしたリスクが高いのがグラベル区間だ。

そのようなステージがグランツールに必要かどうかは議論が分かれるところだが、 結果的には昨日の総合順位変動という点では大きな動きはなかった。

そんな日に積極的に動いた総合エースが2名。タデイ・ポガチャルとレムコ・エヴェネプールだ。一方で三連覇を狙うヨナス・ヴィンゲゴーはひたすら彼らの後輪につくことに徹する走りで、積極的な走りとはいえなかった。

そんなヴィンゲゴーの消極的・防御的走りについて二人は不満を抱いていたようだ。

情報源:‘I Think Vingegaard Is Afraid of Me’: Pogačar, Evenepoel Unhappy with Visma Tour de France Tactics

ポガチャル「ヴィンゲゴーはビビっていた」

ポガチャルがゴールまで残り20kmほどとなったグラベル区間でしかけたとき、ヴィンゲゴーは少し遅れた。そもそもヴィンゲゴーのほうが体重が軽く、スプリント力も劣るためグラベルは彼にとって不利な区間でもあった。

クリストフ・ラポルトとマッテオ・ヨルゲンソンがいたことでなんとかポガチャルに追いつけたが、彼らがいなければヴィンゲゴーはかなりのタイムを失っていたのではないだろうか。

一方、ポガチャル&ヴィンゲゴーの2名と、その少し後方に残されたレムコやログリッチとの差がやや開いた瞬間でもあった。

そこでヴィンゲゴーがポガチャルと協調していれば他の総合エースたちに対して大きなタイム差を与えられるチャンスだったはず。しかしヴィンゲゴーはそれをしなかった。ポガチャルからすると「絶好のチャンスやん!ほら回していこうぜ!」という場面だったヴィンゲゴーは賛同しなかった。

この点についてポガチャルは、

“I think Vingegaard is afraid of me. Otherwise, he would have taken over when we were gone. Moreover, he had a teammate [Jorgenson], so they were in the majority. But they only think of my wheel, not Roglič or Evenepoel.”

訳「たぶんヴィンゲゴーは自分をかなり警戒してたんやろね。そうでなければあの瞬間はローテーションしてくれたやろ。さらにいえばヨルゲンソンもいてヴィズマ勢が多数派だったからそれができたはず。でもヴィズマは自分のホイールにつくことだけを考えてた。ログリッチやレムコのことは頭になかったみたいや」

レムコ「ポガチャルはイラついていた」

また上のポガチャルのアタックの前には、レムコ・エヴェネプールが同じようにグラベル区間の登りでアタックした。そこでレムコについていけたのはやはりポガチャルとヴィンゲゴーだけだった。

その3人がメイン集団から飛び出すことになり、そのときもまた他の総合選手に対してタイムを奪う絶好のタイミングだった。

しかしここでもレムコとポガチャルはローテーションするのだが、ヴィンゲゴーだけは先頭交代をしようとしなかった。このヴィンゲゴーの走り方についてレムコは「ポガチャルはそのとき少しイラついていたと思う」と語った。

昨年の絶対的強さを誇っていたチーム・ヴィズマとヴィンゲゴーならばこの日ももっと積極的な走りをしたのかもしれない。しかし今年はこのように防御に徹する走りとなっている。それにはやはりヴィズマが100%の状態のチームをツールに送り込めなかったこと、そして大怪我からの復帰でツールへの準備が100%とはいかなかったヴィンゲゴーのコンディションという2つが理由としてあるのだろう。

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piginwired
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6 comentarii

  1. 今後どっかでログリッチがアタックしたときにヴィンゲゴーがどうするかは見てみたいですねえ。
    ヴィンゲゴーは結局いつもポガチャルのストーカーしかしないからつまんない。強いけど強さ以外の魅力がない。

    • たしかに今後ポガチャルじゃなくてログリッチやレムコが山岳でしかけたときにヴィンゲゴーがどうするかは見ものブヒね。
      特に今はレムコが順位で上にいるだけに、ポガチャルだけでなくレムコもチェックしなければならないはず。
      まずは第11ステージの山岳で誰がどうアタックするのか見たいブヒね。

  2. これは当然というか。逆にあそこでローテーションに加わってたら、間違いなくグラベルのどこかで突き放されてたでしょうし。
    もしすでに総合2位狙いなら、レムコとログリッチに差をつけるという選択肢もあった。ヴィンゲゴーは、ポガチャルと勝負する気なんでしょうね。2週目も楽しみです。

    • ヴィンゲゴーとヴィズマとしては第1週は想像以上に良い結果で終えられたと思っているかもブヒね。
      とにかく第1週目はヴィンゲゴーが実際どこまで走れるか不安で不安でしかたなかったはず。

      1週目は耐える期間、今週からは最終週に向けて地ならし、そして最終週で逆転というシナリオか?

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