シマノは1〜9月の経常利益が約40%減
シマノの2024年12月期第3四半期決算について
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先日シマノが2024年12月期 第3四半期決算短信を発表した。それによると、2024年1月〜9月までの連結経常利益が前年同期比で39.4%の減少の582億円となった。
シマノ公式(PDF直リン):2024年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
また、通期の連結経常利益を従来予想の1000億円から775億円に下方修正。結果、減益率も3.3%減から25.0%減に拡大した。
直近の3ヵ月である7月〜9月についてみると、連結経常利益は前年同期比90.5%減の26.3億円へと大幅な減少も、売上営業利益率は前年同期の16.2%から16.7%に少しアップ。
これらの発表にあわせて現在実施中の自社株買いについて、あらたに東証の市場取引でも株式を買い付けることを発表している。
最後にシマノの上記短信における世界各地域での主要市場の動向を見ておこう。簡単にまとめると次のようになる。
地域 | 状況 |
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ヨーロッパ市場 | 春の天候不順のせいで、完成車店頭販売は弱含みで推移し、完成車の市場在庫はやや高めの水準で推移 |
北米市場 | 自転車への関心は堅調で、完成車の市場在庫は調整が進みつつあるものの、店頭販売は軟調に 推移 |
中国市場 | サイクリング人気が継続し、完成車の店頭販売はロードバイクを中心に好調。市場在庫は適正レベルを維持 |
日本市場 | 完成車価格の高騰もあり、店頭販売は低調に推移。105とGRXが人気 |