レビュー
Rapha



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なぜ今年のジロ・デ・イタリア出場チームはまだ発表されないのか?
近年これまでグランツールは全22チームで18のワールドチームと4つのProTeamによるワイルドカード枠という構成だった。ただしProTeamのうち2チームはProTeamランキング1位と2位が自動的に選出されるので実質的にワイルドカード枠は2つのみ。
ただ最近「グランツールのワイルドカード枠が拡大か?」で伝えたように、ワイルドカード枠拡大の声は年々増しており、そして実際の今年のジロとブエルタについてはそれぞれの主催者であるRCS SportとUnipublicがUCIへワイルカード枠を増やせるよう嘆願したようで、先月後半にUCIがそれについて検討する予定になっていたと伝えられている。
そして今年のジロについては「ジロ・デ・イタリアのワイルドカード枠の発表が延期へ」で書いたが、本来ならすでにその参加チームが発表されているはずなのに現時点でもまだなされていない。
これはつまりUCIでの検討が済んでいない、またはジロとブエルタ内部での選出作業・調整が済んでいないということだろうが、それはいろいろ揉めているということか。
仮にUCIの内部で「まだ今年はダメ」と結論が出ているならば、主催者側にとってはこれまでどおりの作業でこれまでどおりワイルドカード枠を選べばいい。さっさと決めてさっさと発表すればいい。今までと同じなのだから。
それが今になっても出来ていないということは、なんらかの新しい変化があるからではないか。つまりワイルドカード枠の増加はほぼ確定なのではないか?
仮に出場チームが増えるならば上記過去記事でも書いたようにUCIが重視して推進する安全確保対策との矛盾が懸念される。また警備員や救急スタッフの増員、宿泊施設の増加、各種駐車スペースの増加なども考慮せざるを得ないかもしれない。大会開催費用のコスト増にもなるだろう。
ワイルドカード枠増加はそうした様々な要因の調整が必要なため時間がかかっているのだろうか・・・と邪推することもできるわけで。
そしてもし仮にジロでワイルドカード枠増加ならば、ブエルタも当然そうなるだろう。そして両大会がそうなればツール・ド・フランスはどうなるだろう。
まずはジロの発表にドキドキワクワクだ。