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Rapha




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INEOS GrenadiersとTotalEnergiesが合併か。トタル社が数百万ポンドを出資へ。The Timesが報じる。
今シーズン当初の1月の記事「イネオスがスポンサー探し」にて、イネオスのCEOジム・ラトクリフがINEOS Grenadiersに今以上出資することはなく共同スポンサーとなる企業を求めていると発言したことを伝えた。
そして3月には記事「トタルエナジーズがINEOS Grenadiersのスポンサーに?」にて、現在ProTeamであるTotalEnergiesのスポンサーであるトタル社がINEOS Grenadiersの共同スポンサーになる可能性があると紹介した。
そんな両者提携の動きがかなり確実になってきたようだ。
情報源:INEOS Grenadiers close to multimillion pound merger deal with TotalEnergies
もともと両者の交渉は水面下で進行中だと伝えられていたが、今回は英国の高級紙The Timesが両者の合意が近いと報じたもよう。
誰もが知る通りINEOS Grenadiersはかつて最強チームだった黄金期が遠い過去となり、今はツール・ド・フランスで3位に入ることですら厳しい戦力となっている。
そしてそんなチームからは昨年トム・ピドコックがいなくなり、ベテランのゲラント・トーマスも今年かぎりで引退となる。ツール・ド・フランスで目立つことができないうえに、そのようにイギリスを代表する選手がいなくなったイギリスチームにはこれまでのような投資の魅力はないとイギリスのイネオス社が考えるのも当然だろう。
そのようなタイミングでこれまでの主要な首脳陣や選手も多く抜けていき、チームは昨年から大変革を実行し、これまでとは異なるチーム方針・戦略で今シーズンを戦っている。それを伝えた記事が【アクセル・ローランスが語るイネオスの変化。「イネオスはもはや総合成績だけに注力しているわけではない」】だ。
さて今回トタル社との合意が近づいているとの報道されたわけだが、報道では数百万ポンド(約10億円ほど?)をトタル社が出資するものになりそうだとのこと。仮にそれが本当に実現すればINEOS GrenadiersとTotalEnergiesが合併すると考えられているようだ。そうなるとチーム名はINEOS-Total?
両チームが合併するということはものすごく単純に考えればそれぞれのチームの半数の選手が職を失うということである。移籍先を探さなければならない。投資額の割合や実力からするとINEOS Grenadiers側の選手のほうが残る人数が増えるだろうか。また新しく外から選手を補強するだろう。そのためチームを失う選手はかなり増える可能性がある。