レムコがRed Bullと移籍合意の報道。Red Bullは約3億4600万円を負担？

来年からレムコ・エヴェネプールがRed Bull-BORA-hansgroheへ移籍するというニュースが世界中をかけ巡っている。ただし海外メディアがそう報道しているだけで、公式の発表はまだだ。

レムコ・エヴェネプール自身はそうした報道の一部を否定するなどしているもよう。

そのニュースについて少し詳しいことがわかってきたようなので紹介しておく。

情報源：€2 million buyout, staff and a DS – As more details are reported, Remco Evenepoel’s move to BORA looks inevitable

おなじみイタリアメディアのガゼッタ・デッロ・スポルトは「先週の月曜日にすでにRed Bull-BORA-hansgrohe側とレムコ・エヴェネプール側が合意に至った」などと報道。著名な自転車ジャーナリストも合意間近、あるいはすでに合意ずみと主張する。

だが上述のようにレムコ側は先週の前半に合意したなどということは否定。もちろんRed Bull-BORA-hansgrohe側もSoudalｰQuickStep側も、レムコの契約は2026年まで残っているとこれまで語ってきており、表向きはレムコについての議論は両チーム間で動きなしということになっている。

しかしその裏でいろいろなことが起こっているのは確実とメディアは見ているようだ。

Red Bull-BORA-hansgroheは、レムコのアシストのマティア・カッタネオと契約する予定だったり、ベルギー代表チームの前コーチとも契約する予定だったり、さらにはSoudalｰQuickStepの監督、メカニック、ソワニエも引き抜こうとしていると海外メディアは言う。

ただし仮にレムコのRed Bull移籍が本当だとしてもSoudalｰQuickStepとの契約を1年残しての途中移籍となるため、レムコ側・Red Bull-BORA-hansgrohe側（実質的にRed Bull-BORA-hansgrohe側全額負担）がSoudalｰQuickStepに和解金・補償金のようなものを払う必要がある。その額は200万ユーロ（約3億4600万円）と考えられているもよう。