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カンパニョーロが43億円の損失で4割の人員削減

カンパニョーロが43億円の損失で4割もの人員削減をしていたことが明らかに。

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ロードバイクの世界三大コンポメーカーの1つで1933年創業のイタリア伝統メーカー、カンパニョーロ(Campagnolo)。それが2023~2025の3年間で2400万ユーロ(約43億5000万円)以上の損失を出していたことがわかり、その結果すでに従業員300人のうち120人という全体の4割にあたる人員を解雇していたことが明らかとなった。

情報源:Campagnolo Lays Off 40% of Staff After €24 Million Losses

カンパニョーロ側からの声明を最初に報じたのはイタリアメディアで、その後ロードバイクメディアがそれに続いた。

今回の解雇についてカンパニョーロのその声明によると、「他に代替手段がなかった」「もし解雇しなければカンパニョーロにもそして拠点のあるイタリアのヴィチェンツァ地域経済にも大きなダメージがあっただろう」と書かれており、それが苦渋の決断だったことを匂わせる。

同時にカンパニョーロは、「直面している困難な状況の主要な原因は、コンポ分野で本当に厳しく世界中の競合メーカーと争っている点にあり、利害関係者から2024~2025の間に1000万ユーロ(約18億円)の融資を受けた」と明らかにする。

さらに、流動性(乱暴にいえば資産の現金化)ではもはや会社の存続は難しく、全ての次元でコストカットを進めないと、新製品の開発も含めて事業の再生はにできないという内容の考えを示す。

カンパニョーロは昨シーズンにはワールドチームへのコンポ供給がなくなり、ワールドツアーから姿を消していたが、今年はフランスのワールドチームであるCofidisとだけ契約してワールドツアーに復帰していた。だがそのCofidisも来年からはProTeamへ降格となる予定だ。

カンパニョーロだけでなくシマノもスラムも、さらに自転車業界全体がコロナ後の余剰在庫の管理・処分という問題と世界的な需要減という問題に直面しておりここ数年はかなり厳しい状況にある。

海外メディアの業界情報においては、あくまで個々のメーカーからは少しずつ回復している、または楽観的になっているとの情報がもたらされることもあるが、それでも業界全体としてはまだまだ難しい局面であると言える。

そんな中でワールドチームへの供給がなくなればさらにカンパニョーロの露出も減り、話題性も減ってしまうだろう。しかし上述のようにコストカットを徹底する方針ならばワールドチームとの契約もコスパが悪いと判断されるかもしれない。

はたしてカンパニョーロの生存戦略はどのようなものになっていくのか。将来的には経営陣の総入れ替えや巨大ファンドによる買収もあり得るか?


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piginwired
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6 comentarii

  1. カンパニョーロ…ビンテージクロモリとか、一昔前の盆栽お城モールトンでしかロードコンポは見たことないです…
    Ekarは身近で付けてる人いたかな。1*13機械式の唯一無二さはキャッチーですね。

    ロードでは、ポガチャルが初めてツールを勝ったときがほぼ最後の栄光になってしまうのかな?

    • ブタの知り合いにはわりとちょこちょこいるかも?
      でも少しずつ減っていってるかも?

      カンパも気になるけど、中華系のコンポブランドが今後どんどんプロレース界で影響力を強めていくのかも気になるところブヒね。

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