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UCI世界選手権を開催すると経済効果はいくらか?2019年ヨークシャーのハロゲイトの例

UCI世界選手権ロードレースの経済効果のデータ。2019年度ヨークシャーのハロゲイトの場合

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去年の2019年度UCI世界選手権は英国はヨークシャーのハロゲイト(Harrogate)という田舎街で開催された。もちろんみんなはそこで誰が勝ったのか覚えてますね?Trek-Segafredoのデンマーク人、マッズ・ペデルセン(マッズ・ピータースン、Mads Pedersen)。



しかし世界選手権には選手同士の戦い以外にも、もう1つの戦いがある。それは地方自治体への経済効果、いわば地方都市・田舎街の生存戦略という戦い。

それではハロゲイトが得た経済効果はどれほどか?本当に世界選手権のホストシティーになることでメリットはあるのか?



2019年度の世界選ホストシティのハロゲイトの例



ハロゲイトで世界選の開催された期間はいろいろなイベントやレースをあわせて9日間に及んだ。その9日間の詳細な経済データは「The economic impact of Yorkshire 2019: Harrogate impact study findings.」で報告されている。

詳細な経済効果データ(PDF直リン):The economic impact of Yorkshire 2019: Harrogate impact study findings.

さてこのデータでは、多くデータが示されているが、たとえば次のようなことが報告されている。

  • 9日間という全日程を通して6万9000人が、ハロゲイトへ観客としてやってきた
  • その6万9000人の観客は、約32億円のお金を使った
  • ア:取材許可を受けたジャーナリスト・報道関係者が849人
  • イ:参加許可を得た各チームの選手やその関係者が2100人
  • 上アとイの計2949人が9日間で合計で約3億2800万円を使った
  • 9日間で総計約35億円のお金が使われた
  • 世界選開催期間と同じ期間ならば、通常はハロゲイトの観光客が使うお金は平均で約9億円



単純に計算すると、35億円から9億円を引いて約26億円ものお金が世界選を開催することで直接的または間接的に増加したことになる。

もちろんこれらが全て利益になるわけではなく、開催都市として選ばれるために使った広報費、人件費などのコストもあるし、税金などもあるやろうしね。

そして上記報告書では、最終的に£1780万(約25億4000万円)の経済効果があったと推計されている。

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