待望の2巻!折り畳み自転車漫画「おりたたぶ」2巻の感想。こんちき先生の本領発揮!
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自転車漫画というだけでニッチなのに、さらに折り畳み自転車に特化したマンガというとんでもなくニッチ世界を明るく・爽やかに(意味深)描くマンガ「おりたたぶ」の2巻(Amazon)が販売された。作家はこんちき先生。
日本が世界に誇るマンガ界の中の某分野(意味深)で人気かつ確かな実力をそなえる作家である。その某分野では通常のマンガよりも画力が求められるため(意味深)、その分野の漫画家は基本的に絵が上手い。
また、かつては、あの歴史的な大ヒット映画「君の名は」の新海誠監督の仕事上の後輩でもあったもよう。
なお1巻の感想はこちら。
今回登場のバイク
2巻では多摩湖一周(通称ぐるたま)と、大都会川越での小江戸な町並み観光がメインとなっている。
今回登場する折りたたみは4台。
・主人公ゆうみが乗るオールドダホン
・もうひとりの主人公奈緒が乗るTarTaruga Type SPORT GTとA-bike
・新メンバーが買ったSTRiDA
である。
今回はこれらの自転車が序盤、中盤、終盤、隙がない感じで走る。折りたたみ自転車が躍動する世界を見てほしいね。
衝撃の事実と新メンバー。おりたたぶの意味とは?
この2巻で(ブタ的に)衝撃の事実が判明した。なんと、主人公のゆうみは美大生だった。てっきり、もうひとりの主人公である奈緒と同じ女子高生だと思っていた。
うぉっ、まぶし!誰だお前!
そして新メンバーは、ゆうみと奈緒とはまた異なる性格のキャラクターが登場。正確には新キャラは二名登場するが、そのうち一名が今回重点的に描かれている。残りの一名はまた次巻で重点的に描かれる。
今回焦点があてられている新メンバーは、奈緒やゆうみよりもいくつか年上っぽいキャラである。おねーさん的な感じだが優しく落ち着いた感じのおねーさんではなく、やんちゃ系・ロック系のおねーさんである。しかもキャラが立ちやすく、他のキャラと絡ませやすい関西弁キャラである。勝ったな、ガハハ!
王道かつ定番のキャラづくりといえばそうだが、だがそれがいい。
そしてこの巻でついに「おりたたぶ」が正式に創設され、活動を開始する。この「おりたたぶ」という言葉は何を意味するのかというと、
この画像のようにバラバラである。「折り畳み自転車部隊」、「折り畳み自転車ラブラブ」、「折り畳み自転車倶楽部」。
ワシはてっきり、主人公の奈緒の学校にゆうみが転校してきて、二人でまずは折り畳み自転車クラブをその学校の部活として立ち上げて、そこにメンバーが加わっていく・・・・・・という、いわば「けいおん」や「ゆるキャン」的なストーリーだと思いこんでいたが、そうではなかった。
作者の本領発揮
1巻と比べると、2巻では某業界(意味深)で鍛えられた作者の実力・画力(本性?)が漏れ出しつつある。1巻ではまだ我慢していたのか、編集から意図的に抑えられていたのか。
だが編集部も少しずつテンションが上がってきているのか、2巻ではこんちき先生の真の実力が姿を現しつつある。
女同士、多摩湖、HOTEL ALICE。何もおきないはずがなく・・・この後二人はアレをアレすることになる。
それにしても数時間の休憩ができるホテルかぁ、普通のホテルとは違うのかな?(ピュアピュアハート)。
新メンバーを咥え、いや加えて大都会川越を観光ポタする途中で「日本一長いふ菓子」を購入してそれを食べるシーンでは思わず「キマシタワー」と声が漏れるような絵も登場する。先生、あの絵はまずいですよ!
というわけで、この2巻もおすすめ。
Amazonではこんなお得なキャンペーンも開催中。
1話1Pでセーラー服着てるのに、実は大学生という謎の女ゆうみ…。
あれは何だったんだー? コスプレか?特殊なお仕事の出勤か?
今見たらママチャリ乗ってるシーンだから、たぶん女子高生時代の風景ブヒね。
ブタは特殊なお仕事してるゆうみちゃんでも全然OKブヒ。