今年のピーター・サガンのレース予定と目標が明らかに
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今年のピーター・サガンのレーススケジュールと目標が明らかになった。所属チームBora-hansgroheの監督Ján Valachがスロバキアの新聞Pravdaに語ったところによると、今年はだいぶ忙しくなりそうだ。
Pravda紙:V Saganových silách je získať späť zelený dres na Tour
今年プロ12年目の31歳となるサガンだが、まずなんといっても春のクラシックである。次に、なんと今年もジロ・デ・イタリアに出場するとのこと。
これは本来ならジロと同時期にあるツアー・オブ・カリフォルニアが今年も開催されない可能性が高いからである。
ツアー・オブ・カリフォルニアは去年は開催されなかった。コロナが原因ではない。予算不足である。2019年にすでにそれは発表されている。当時の記事「なぜ?来年はツアー・オブ・カリフォルニア開催されず。その理由とは?」という記事を見てもらいたい。
2019年のこの発表の時点では、2021年に再び開催したいとの考えがあったようだが現時点でそれがどうなっているのかは不明である。ただすでに発表されているUCIのワールドツアー日程には含まれていない。
そもそも今は米国もコロナで大変なことに(政治的にも地獄だが)なっているので、開催したとしてもまともに観客を動員することはほぼ不可能であろう。そうなれば当然収益も減り旨味がない。よって今年もツアー・オブ・カリフォルニアは開催されない。
そこで今年もジロへ参戦ということであろう。
じゃあツール・ド・フランスはどうするのかといえば、当然ツールも走る。つまり今年はジロとツールの2つに参戦する。
さらにツール後は東京五輪にも出場。
ただ他の海外名ディアの情報では、サガンの最大目標は東京五輪のもよう。31歳という年齢を考えると次の五輪出場は微妙なところ。そして来年はツールと五輪との間が一週間しかない。そんなわけで、サガンがツールに出場するかはまだ不確実な部分があるようだ。
世界選手権はどうするかわからないが、もし世界選手権にも出場するとすれば、9月までかなり忙しく濃密なシーズンとなるであろう。
走るレースが増えると落車事故、そして負傷の可能性も上がるわけで、運次第といえば運次第だができるだけ怪我をしないようにしてもらいたいところ。やはりプロトンにいないと寂しい選手である。