事故はベルナルの過失か？警察はバス側に非はないと考えているとの報道も

昨日、2019年ツール・ド・フランス総合優勝者でINEOS Grenadiersのエース、エゲン・ベルナルが地元コロンビアでバスと衝突し、大怪我を負ったという衝撃なニュースが世界を駆け巡った。

そして病院で大がかりな手術を受けた。すでに報道されているように、右脚大腿骨転子粉砕骨折、膝蓋骨開放骨折、外傷性椎間板ヘルニアとその第5・第6胸椎骨折、血気胸、そして複数の肋骨骨折など、想像していたよりもずっと危険な重傷だった。

現時点では、事故の詳細な原因や経緯はわかっていない。しかし、コロンビアメディアによると、警察はどうやら現時点ではバス側には非はなしと考えているという情報もあるようだ。

情報源：Explainer: How did Egan Bernal crash in Colombia?

事故発生の道路はこんな感じの道のようだ。

直線で見晴らしもよく、路肩もそれなりのスペースがある。一見するとロードバイク乗りには走りやすい道路のように思われる。

コロンビアメディアが警察のレポートを報道したところによると、ベルナルがぶつかったバスは都市間（TunjaとBogotá）を結ぶバスで、ベルナルらイネオスの選手たちの前方を彼らと同じ方向に向いて走っていた。そして乗客を下ろすために停車したもよう。そのバスにベルナルが突っ込んだという構図のようだ。

そして上述のように、これまでのところ警察としてバス側に非を求めるような動きはないという報道もあるようだ。もしそうなれば、ベルナルらイネオス側に過失がある可能性も考えられる。

気になるのはチームメイトたちは無事そうなこと。なぜベルナルだけが衝突したのか。ベルナルが先頭で一列になっていたのだろうか。

コロンビアのTVに出演したある医師は、「奇跡が起これば、1年以内に自転車に乗れるようになるかも」と話したそうだ。奇跡が起これば。

とにかくまずはしっかりと療養。さらなる事故当時の詳細や今後のどのような展開になるかはこれから明らかにされていくだろう。