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【2022年】女子プロ選手の給与・待遇の実態調査の結果。選手間の格差拡大。コンチネンタルチームの4分の1が無給

2022年女子プロ選手の給与の実態などの調査結果。収入が1400万円以上の選手が増加も、年ワールドツアーチームの選手とコンチネンタルチームの選手との経済格差が拡大中

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毎年女子プロ選手の待遇や年収などの調査をしている団体が、The Cyclists’ Alliance(TCA)だ。そのTCAが今年5回目の調査を実施し、その結果が報告されている。以下の調査報告を見て欲しい。

調査報告:The Cyclists’ Alliance Annual Rider Survey Results are revealed.

女子プロ選手のチームへの満足度

各選手が所属するチームの待遇や、チームのマネージメント能力については、

  • 前年比3割増の73%の選手がとても満足または満足
  • 11%の選手がとても不満または不満

金銭面では格差が拡大

給料(収入)という点では、ワールドツアーチームに所属する選手とそれ以外のチームに所属する選手との間の差が広がりつつあるようだ。

  • ワールドツアーチームの選手のうち13%は、10万ユーロ(約1400万円)以上を稼いでいる。その人数は前年比で11%増
  • ワールドツアーチームの選手のうち24%が、6万ユーロ(約860万円)~10万ユーロの間(約1400万円)の収入。その人数は前年比17%増
  • ワールドツアーチーム以外では、15%の選手だけが2万ユーロ(約286万円)以上。
  • ワールドツアーチーム以外のコンチネンタルチームの選手は、約1/4の23%もの選手が給料なし(今年の女性版ツール・ド・フランスを走った中にもそうした選手がいた)

このように毎年少しずつワールドツアーチームの女子選手と、それ以外のコンチネンタルチームの女子選手との収入格差が広がっているようだ。

その他

  • 回答者の56%が、TV放映が女子レースにとても重要だと考えている
  • 1年契約の数は前年比で3割減少。複数年契約が増加しつつある
  • 30%の選手が代理人を雇ってチームと契約交渉をしている(ただし、ワールドツアーチームの選手は81%の選手が代理人を雇っているが、それ以外のコンチネンタルチームでは24%にとどまる
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