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恋人とドーピング?ニュージーランド王者オリヴィア・レイがUSADAから30ヶ月の出場禁止処分

USADAが、ニュージーランド王者に対し、禁止薬物使用を理由として2年半の出場禁止処分。

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アメリカアンチドーピング機構のUSADAから、女子選手でニュージーランド王者に輝いたオリヴィア・レイ(Olivia Ray、24歳)に30ヶ月のレース出場禁止処分を課したとの発表があった。

同団体のツイッターをどうぞ。

オリヴィア・レイは今年のニュージーランド選手権ロードレースで優勝、同国チャンピオンになっていた。昨年はラリー・サイクリング(Rally Cycling)に所属し、今年はヒューマン・パワード・ヘルス(Human Powered Health)に所属していた。

しかし今年の1月に、恋人だったジャクソン・ハントレイ・ナッシュ(Jackson Huntley Nash、元アメリカ国内のクリテリウム選手)に対する別の問題との関連で、彼女の禁止薬物接種の嫌疑が浮上。そして、USADAは調査を開始。

その後、今年の7月に彼女自身がニュージーランド紙のニュージーランド・ヘラルドにて、薬物使用を告白していた。

そして所属チームのヒューマン・パワード・ヘルスも彼女についての情報をWEBサイトなどから消去していた。

彼女が使っていたとされるのは、クレンブテロール(気管支拡張の効果)とアナバー(筋肉増強の効果)。昨年の11月から12月にかけて使用したと告白する。

彼女は、恋人のナッシュから禁止薬物を使えとプレッシャーをかけられていて、それが違反行為の主要な理由だと話す。

恋人に捨てられるという恐怖があったのかもしれない。

なお今回の処分である30ヶ月のレース出場禁止処分は、今年の3月10日に遡及して適用される。その日から彼女は暫定的な出場禁止となっていたからだ。

またドーピング捜査にきちんと協力したことをもって出場禁止処分の期間も短縮された。

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