Cervéloから新MTB「ZHT-5」が登場。ガチレース向けでユンボ・ヴィズマが求めた軽量ハードテイルクロスカントリーバイク。

カナダ発のエアロロードバイクの先駆けともいえる人気ブランドのサーヴェロ（Cervélo）から、新しくマウンテンバイク「ZHT-5」が発表された。

Cervélo海外公式：ZHT-5

このインスタグラムでも書かれていることだが、サーヴェロ（Cervélo）が今回マウンテンバイクを作ったのは、同社がバイクスポンサーのユンボ・ヴィズマの求めがあったから。

同チームの選手でオランダ人のミラン・ベイダー（Milan Vader）は、今年4月のイツリア・バスクカントリー（Itzulia Basque Country）の第5ステージで崖下へ転落し重体となっていた。そのときの動画がこちら。

しかしそこから見事にカムバック。もともとマウンテンバイクのトップ選手でもあるので、来年からはマウンテンバイクのワールドカップシリーズにも復帰予定だ。

そんな彼のカムバックを記念に、サーヴェロはユンボ・ヴィズマからクロスカントリー用のレースバイクを作ってくれと依頼され、できあがったのがこのZHT-5。

気になる点が1つ。サーヴェロはオランダのPONグループに属しているが、同じグループ内にマウンテンバイク専門ブランドのサンタクルズ（SANTA CRUZ）がある点。そちらと競合するのではないかということだ。

だが、今回のサーヴェロ ZHT-5はかなり攻めたガチレース用設計の軽量ハードテイルバイクであって、それはサンタクルズが出していないジャンルの製品となっている。そのため同じグループ内で食い合うという構図にはならないようだ。

スペックなどは上の公式サイトを見てほしい。