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タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)の圧倒的強さと好調が目立ち、彼の総合優勝で終わったばかりのパリ~ニースだが、レース主催者側の不手際で選手が死にかける危険な状況が発生していたことがわかった。
情報源:”Another day in the death race”: Soudal-Quick Step pro rages at Paris-Nice dangers
次のクイック・ステップの選手フロリアン・セネシャル(Florian Sénéchal)のツイートを見てほしい。
Another day in the death race 😡 pic.twitter.com/gJWNN1EHHA
— Florian Senechal-Staelens (@flosenech) March 12, 2023
この危険な場面は最終日の第8ステージの中盤あたりで発生した。追走グループに向かって車がやってきたのだ。
住民の生活道路なのでこの車の運転手は「なぁにいけるいける」と思ったのだろう。いちおう道路のはしっこに車を寄せているように見えるが、だからといって選手にとって危険がないわけがない。
昨日は、レース中にヘルメットを脱いだジュリアン・アラフィリップ(Julian Alaphilippe)についてUCIが罰金を課し、そのことにクイック・ステップのGMのパトリック・ルフェーブルが嫌味を言っていたわけだが、その中でルフェーブルは「UCIは、まともに安全性を確保できないならおまえら自身に罰金を課せよ」とも主張していた。
今回のアクシデントを考えると、ルフェーブルの主張も尤もだと思わざるをえない。
ちなみに過日のストラーデ・ビアンケの女子レースでは馬が登場したアクシデントも思い出す。