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ロードバイクとロードレース

ワウト・ファン・アールトはタイヤ空気圧調整システムをパリ~ルーベ試走では使わず

ワウト・ファン・アールトはパリ~ルーベ本番ではタイヤ空気圧調整システムを使わない?試走の段階でチームメイトの多くが使うも、ワウトは使わず

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4/9の地獄日となった。例年そのパリ~ルーベで注目されるのは何も有力選手だけでなく、地獄対策のための技術にも注目が集まる。

2チームが投入する秘密兵器

そして今年のパリ~ルーベでは、昨年チームDSMが投入を見送った秘密兵器、タイヤ空気圧調整システムがついに地獄デビューとなる予定だ。次のチームDSMのツイートを見てほしい。

チームDSMが投入するのはScope Atmozという製品だが、優勝候補であるワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)を擁するJumbo-Vismaもまた、別のタイヤ空気圧調整システムであるGravaa KAPSを投入する

過去記事:チームDSMがパリ~ルーベで、走りながらタイヤの空気圧を調整できるシステム「Scope Atmoz 」を投入か
過去記事:パリ~ルーベで新兵器のタイヤ空気圧管理システムを使うチームはユンボとDSM?

ファン・アールトは試走では使わず

ワウト・ファン・アールトもパリ~ルーベの試走をこなしていたのだが、その時点ではこの秘密兵器は使っていなかったようだ。ひょっとしたら本番でも使わないのだろうか?

情報源:Wout van Aert says adjustable tyre pressure tech is a ‘huge innovation’ but eschews it for Paris-Roubaix recon

彼はこの新システムについて、

“We always try to find new things, and it’s a huge innovation. If you can have lower pressure on the cobbles and still have the normal pressure you’re used to on the tarmac, it’s a big-big benefit for all the accelerations in between.”

訳「我々は常に新しい技術にトライしようとしてるし、このタイヤ空気調整システムも大きな技術革新やね。石畳では低めの空気圧、でも舗装路ではいつもの空気圧というのは、加速しようとする場面ではめっちゃすごいメリットやで」

このように評する。ただ、彼のこの評価が、実際に彼自身がそれを使ったうえでそういう考えに至ったのかどうかは不明。チームメイトが話していた感想やチームとスポンサーからの説明をそのまましゃべっただけかもしれない。

試走の段階ではJumbo-Vismaの多くの選手が使っていたよういだが、上述のようにファン・アールトは使わなかった。それはエースがどうするかを秘密にしておきたいということだろうか、それとも、やはりいきなりの新技術投入に不安があるのだろうか。さて本番ではどうなるだろう。

【関連過去記事】

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