ベン・オコナー「太陽に近づきすぎると翼が燃え墜落する」。2024ジロ第2ステージでポガチャルのアタックに反応したことを反省
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昨夜の2024ジロ・デ・イタリア第2ステージは、最後の1級山岳でタデイ・ポガチャルが独走にもちこみ優勝したわけだが、ポガチャルがアタックしたときに必死についていこうとして目立ったのが、Decathlon AG2R La Mondialeのエース、ベン・オコナーだった。
しかし、そのオコナーはギリシャ神話におけるイカロスの翼を引き合いに出して、ポガチャルについていこうとしたのはミスだったと反省する。
情報源:①“WHEN YOU SAIL TOO CLOSE TO THE SUN, YOU GET STUNG” – BEN O’CONNOR DESCRIBES HIS DECISION TO FOLLOW TADEJ POGACAR AS NAIVE、②‘I’ll try not to make that mistake again’ – Ben O’Connor pays price for Pogačar pursuit at Giro d’Italia
ポガチャルの攻撃に反応したベン・オコナーは結局最後に力尽き、ポガチャル以外のライバルにすら抜かれて大きくタイムを失うこととなった。Bora-hansgroheのダニマルやイネオスのGたちはポガチャルから30秒ほどの遅れでまとめたものの、力尽きたベン・オコナーは彼らにすらついていけずポガチャルから1分もの遅れを喫する羽目になった。
全てはポガチャルのアタックに反応し、無理についていこうとしたからだ。このミスについてオコナーは、
“When you sail too close to the sun, you get stung,”
訳「太陽に近づきすぎると墜落する」
このようにギリシャ神話のイカロスの翼を引用した表現でコメントを残した。もちろんここでいう太陽とはタデイ・ポガチャルのことだ。なかなか気の利いたセリフだ。
オコナーは「重要なのはゴールラインの結果であって、ポガチャルに最速で反応することじゃない」と今回のミスを反省する。おそらく今回の失敗に学び、今後のステージでは無理にポガチャルについていくことはしないだろう。あくまで自分の最速ペースをきっちり管理して山岳をこなすことになるはず。