【動画】ポガチャルらの抗議で2024トレ・ヴァッリ・ヴァレジーネはレース中止に

タデイ・ポガチャルが今週末のイル・ロンバルディアの準備として出場した昨夜の2024トレ・ヴァッリ・ヴァレジーネがレース中止となった。理由は本格的な雨による悪条件だ。ポガチャルらプロトンにが危険すぎるという抗議の声をあげ主催者側が折れた。

雨の様子

ポガチャルらプロトンの抗議とレース中止へ

雨の中レースそのものはスタートされたが168km中58kmを走った地点でプロトンがストップ。まとまって抗議となった。ポガチャルはこの結果について次のように語る。

ポガチャルによると、もうスタートしてすぐの状態で周囲の選手にパンクやホイールの損傷などが続出していたようだ。

雨水でひたひたになった地面は見えず、雨で流された鋭利な物体が路面にちらばっていたのだろう。また、地面の舗装状態や凸凹も見えず、地面にできた穴などに車輪がつっこんでいたのだろうか。

また雨や水しぶきのせいでほとんど前が見えない状態で下りをこなしたなりしなければならない危険性があったとのこと。続けて、

Everybody wanted to stop. It was just a matter of question in which lap someone would crash. Those are the worst crashes when you lose the handlebars. I know a lot of friends from the peloton who had concussions this year. It’s something we need to be more careful of in the peloton.

訳「みんなレースを止めたがっていたね。そのうち誰かが落車するのは時間の問題だったね。ハンドルから手が滑ったりなんて最悪の事故だよ。今年は多くのプロトン内の友人が落車で脳震盪になったりしてたからね。レースの安全性にはプロトン内もより注意しないとね」

このように話す。

ポガチャルはこのトレ・ヴァッリ・ヴァレジーネは2022年に優勝（昨年は5位）し、さらにプロトンをまさに代表する選手でもあるわけで、レース主催者の立場も理解し彼らの難しい判断にも理解を示しながらも、今回のレース中止の判断に感謝を述べる。

抗議の様子などの動画

この抗議の様子などの動画がこちら。