CADEXから新タイヤ「CADEX Aero Cotton Tire」登場。前作より転がり抵抗30％減、グリップ力向上、よりしなやかに。

世界最大級のロードバイク製造企業GiantのパーツブランドであるCADEX（カデックス）から、新しいタイヤ「CADEX Aero Cotton Tire」が登場した。

CADEX Aero Cotton Tireの概要

公式ページ：CADEX Aero Cotton Tire

これまでCADEXからはCADEX Aero Tireというエアロ性能に優れたプロファイルを持つタイヤが展開されていたが、今回のCADEX Aero Cotton Tireはそれをアップデートしたバージョンで、その前作よりも転がり抵抗が30％も減少している。

それを可能にした要因の1つが、新開発の「RR-S2」シリカコンパウンドと320TPI のコットンケーシングだ。このコットンケーシングはしなやかさをさらに向上させ快適性がアップしている。同時にそれら新素材がタイヤの軽量化をも実現している。

またAeroの名にふさわしく、CADEX フックレスリムとの併用でエアロダイナミクスを最大化する形状になっている。

この画像をみてもらうとわかるだろうが、トレッドパターンは非常にシンプルなものでセンター部分は何も余計なものを入れずにスムーズなものとなっている。これが直進時の転がり抵抗軽減に寄与している。

一方でショルダー部分のマイクロプロファイルトレッドには様々な路面状況でのグリップ力を向上させる働きがある。よりしなやかさを増したコットンケーシング採用とも合わせてコーナーリング時のグリップ力も上がっていると考えられる。

耐パンク性能という点では、超軽量で耐カット性に優れたKevlar素材の「Race Shield プロテクション」というものが採用されている。

ビード部分には高い伸張耐性と超軽量のハイブリッドカーボン/ザイロンが使われおり、フックレスのチューブレスリムでもぴったりと確実にはめ合わせることが可能となっている。

チューブレスレディのみの展開で、サイズ展開は700×28と700×30の2種類。重量は28cが278g、30cが305g。最大空気圧は72 PSI/5.0 BAR。価格は¥15,400(税込)。色は画像のタンウォールカラー1つだけのようだ。