カンパニョーロが新コンポ「Super Record 13」発表。初の2×13速へ

これまで「Campagnoloから新型フルワイヤレスEkar登場？新型Super Record Wirelessのグラベル版？」などの記事でCampagnoloの新コンポの情報を伝えてきたが、ついにその新型コンポが発表された。名称は「Super Record 13」となる。フロントダブルでリア13速のコンポとなる。

Super Record 13の概要

ワイヤレス

ほぼ2年前にカンパニョーロはフルワイヤレスとなった最上位コンポのSuper Record Wirelessを発表したが、今回のSuper Record 13も当然ワイヤレスだ。

サムシフター復活

またSuper Record Wirelessでは親指シフター（サムシフター）が搭載されなかったが、今回のSuper Record 13ではCampagnolo伝統の親指シフターが復活した。同時にエルゴパワーのレバーそのものが新設計となり快適性とコントロール性が向上している。

2×13速化とそのギア構成

ロード用コンポとしての13速化だがこれにはグラベルコンポEkarの開発経験が生かされている。

チェーンリング構成は7種類、スプロケカセットは4種類が用意され、合計28種類のセッティングを選べる。具体的には次のようになる。

• フロント2速となるチェーンリングの構成は、55/39、54/39、53/39、52/36、50/34、48/32、45/29の7種類で、クランク長は165 mm、170 mm、172.5 mm、175 mmの4種類
• スプロケカセットの構成は、10-29（10/11/12/13/14/15/16/17/18/20/23/26/29）、10-33（10/11/12/13/14/15/16/18/20/23/26/29/33）、11-33（11/12/13/14/15/16/17/18/20/23/26/29/32）、11-36（11/12/13/14/15/16/18/20/23/26/29/32/36）の4種類

シフトアップとシフトダウンの高速化

2023年5月発表のSuper Record Wirelessでは変速時のスピードが遅いという評価があったようだ。そこで今回のSuper Record 13ではシフトアップとシフトダウン双方の変速スピードが高速化された。

具体的にはSuper Record Wirelessと比べてシフトアップでは約36％、シフトダウンでは約47％の高速化となっている。

スリムになったリアディレイラー

Super Record 13ではフロントディレイラーも少しデザインが変わり、同時に10gの微妙な軽量化がなされているが、リアディレイラーは横幅が25％スリムになり、空気抵抗が減っている。またUDHダイレクトマウント対応だ。

価格

シクロワイアードによると、今回のSuper Record 13はパワーメータがつかないスタンダードバージョンが78万1000円（税込）で、パワーメーターバージョンで99万2000円（税込）となっている。

なおまだ一部のパーツなどが発表されていないようで9月以降にフルラインナップとなるようだ。

その他詳しいことは日本代理店カワシマサイクルの次のページでどうぞ。

カワシマサイクル：Campagnolo Super Record 13 製品群