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INEOS GrenadiersがMovistarにカルロス・ロドリゲスの補償金として400万ユーロ(約6億9000万年)を支払っていた
現在INEOS Grenadiersで走る総合系エースで24歳のスペイン人カルロス・ロドリゲス。2023年のシーズン後半にINEOS Grenadiersとの契約が2027年まで延長された。その時の記事がこちら。
過去記事:イネオスのカルロス・ロドリゲスが契約延長
この契約延長に関係して、実はMovistarが400万ユーロ(約6億9000万円)をINEOS Grenadiers側から受け取っていたことが報道されている。
どういう経緯があったのかというと、実は2023年の移籍市場においてカルロス・ロドリゲスはINEOS GrenadiersからMovistarへ移籍すると言われていた。同年のツール・ド・フランスでツール初デビューを飾った彼はいきなりステージ優勝を飾り、さらに総合5位でフィニッシュ。新人賞でもタデイ・ポガチャルについで2位だった。そんな輝かしい結果とともにMovistarと移籍に合意に達していた。
しかし当時のINEOS Grenadiersは2022年1月にトレーニング中にバスと衝突して大怪我を負ったエガン・ベルナルが復帰途上ということもあり、グランツールの総合エースとしてカルロス・ロドリゲスを手放すわけにはいかないという事情があった。
そこでINEOS Grenadiersは、カルロスとの間で移籍の合意に達していたMovistarに対して400万ユーロを支払う代わりに、INEOS Grenadiersとの契約延長を許してもらったというわけだ。
今回この支払いについては、チームMovistarを運営するAbarca Sportsの2024年度の収支報告を分析する中で明らかになった。2024年のMovistarは前年よりも財政面で落ち込んでいたようだが、この400万ユーロによってチームのエース、エンリク・マスの2027年までの3年の契約延長が可能となったと思われている。それがなければエンリク・マスは移籍していたかもしれない。