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タデイ・ポガチャルがヨーロッパ選手権に参戦を表明
今年のツール・ド・フランスを盤石の戦い方で圧勝したタデイ・ポガチャル。残念ながら休息のためブエルタ・ア・エスパーニャには出場しないことが決まっているが、今回の取材で、10月1日から始まるUEC ヨーロッパ選手権には出場することを明言した。
UEC ヨーロッパ選手権は10月1日から始まるが男子エリートロードレースは最終日の10月5日となる。もしそこで優勝しヨーロッパ王者となった場合、さらに今年の世界選手権でも優勝すればアルカンシェルジャージを着用する義務があるので、ヨーロッパチャンピオンジャージは着る機会がなくなる。なんとも贅沢な。
さて、今後のポガチャルだが9月はまずカナダにわたり、同国のワールドツアー、グランプリ・シクリスト・ド・ケベック(9/12)とグランプリ・シクリスト・ド・モンレアル(9/14)に参戦する。
関連記事:ポガチャルのブエルタ出場はなし。UAEがブエルタ出場選手を発表
そこでポガチャルは当然優勝を狙うつもりだが、それが難しくなった場合はジョナタン・ナルバエスで勝利を狙うことになると話す。
そのカナダのあとは9月21日から始まる世界選手権となる。初のアフリカ開催となるため、感染病などを防ぐためのワクチンをいろいろ打つ必要があるため、それらワクチンの副作用などが出る選手もいるかもしれない。選手によってはアフリカ独特の気候への慣れ、長距離移動、そして風土病への対策がレースと同じぐらい難しい課題になるかもしれない。
そして世界選が終わればヨーロッパにもどり、上述のようにフランスのドローム~アルデシュで行われるヨーロッパ選手権となる。今年は2021年に出場(5位)して以来の参戦だ。
このようにヨーロッパ選手権に出場するため、イタリアのワンデイレースにはモニュメントのイル・ロンバルディアを除いて出場しない方針だ。ポガチャルは2021年から2024年までイタリアのワンデイレースのジロ・デッレ・エミリアとトレ・ヴァッリ・ヴァレジーネの両方に連続出場してきたが、今年は出場しないこととなる。後者のレースの主催者からポガチャル参戦の発表があったようだが、それは間違いだったということになる。
なおモニュメントのイル・ロンバルディアで今年も優勝すれば5連覇となる。ロンバルディア史上最多優勝は5回であのファウスト・コッピが達成している。今年ポガチャルが勝てばそれに並ぶわけだが、「5連覇」という点ではポガチャルが史上初となる。おそらくポガチャルはそれを狙っているのだろう。