今夜の2025ブエルタ第5ステージのコースプレビュー、TTTのルール、優勝予想、そしてチームごとの出走時刻について

第5ステージのコースプロフィール

本日は全長24.1 kmのチームタイムトライアル（TTT）。コースはご覧のとおり平坦基調。TTスペシャリストが活躍できるコースだ。

ラスト5kmからのコースデータはこのようになっていて、ラスト2kmからカーブが連続しつつ同時に少しだけ上り勾配になっている。

今日のルール

今回の第5ステージでもグランツールの一般的なチームタイムトライアルのルールが適用される。つまり、各チーム内の4番目でフィニッシュした選手のタイムがそのチームの記録となる。

よって最低でも4人でフィニッシュラインまで固まってたどりつかなければならない。

優勝予想

さて昨日のレビュー記事「ダヴィ・ゴデュがマイヨ・ロホ！直前に急遽参戦のベン・ターナーがステージ優勝！2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージの結果、レビュー、ハイライト」でも書いたが、マイヨ・ロホを獲得したGroupamaｰFDJのエース？のダヴィ・ゴデュ。

彼自身は決してTTが得意というわけではないクライマー。だがチーム内にはレミ・カヴァニャとシュテファン・キュングという強力なTTスペシャリストがいる。彼らに最後までしっかりとついていかなければならない。逆にその二人もゴデュ（そして少なくとも＋1名）がついていけるようなペース配分をする必要がある。

最大のライバルはヨナス・ヴィンゲゴー率いるTeam Visma | Lease a Bike。なにせヴィンゲゴーとゴデュの総合タイムの差は0秒、そしてVismaもヴィクトール・カンペナールツやディラン・ファン・バールレといった強力な機関車を有する。さらにヴィンゲゴー自身がTTに強い。ヴィンゲゴーはゴデュよりハイペースで走れるだろう。

また強力なライバルとしてINEOS Grenadiers、UAE Team Emirates – XRGも挙げられる。INEOS Grenadiersにはボブ・ユンゲルスとフィリッポ・ガンナ、UAEにはイヴォ・オリヴェイラにミッケル・ビョーグがいる。

加えて個人TTとは別にTTTはそれ用の練習を積む必要もある。TTバイクでのローテーションはやはり普通のバイクでのそれとは多少異なる。

ゴデュに可能性がないとは言えないが、Team Visma | Lease a BikeのほうがTTTの練習をしっかりしてそうな気がする。

以上より、優勝はTeam Visma | Lease a Bikeで。

各チームの出走時刻

日本時間での出走時刻 （現地時刻に時差＋7で計算）	チーム
23:37	Lotto
23:41	Alpecin-Deceuninck
23:45	Picnic PostNL
23:49	Intermarché-Wanty
23:53	Cofidis
23:57	Jayco AlUla
24:01	Lidl-Trek
24:05	Q36.5
24:09	EF Education-EasyPost
24:13	Burgos-BH
24:17	Arkéa – B&B Hotels
24:21	Caja Rural-Seguros
24:25	Movistar
24:29	Decathlon AG2R
24:33	INEOS Grenadiers
24:37	Bahrain Victorious
24:41	Israel-Premier Tech
24:45	Red Bull-BORA-hansgrohe
24:49	Soudal Quick-Step
24:53	XDS-Astama
24:57	UAE Emirates-XRG
25:01	Visma | Lease a Bike
25:05	Groupama-FDJ