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Rapha








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アルノー・デ・リーがレッドブルへ移籍すべきなのか?その移籍の噂について
昨年にベルギーのProTeamだったLottoと同じベルギーのワールドチームだったIntermarché-Wantyが合併してできたLotto Intermarché。そのエースはなんといっても24歳のベルギー人スプリンター、アルノー・デ・リーだ。
コンディションの問題もあったため今シーズンはまだ未勝利だが、そんな彼がRed Bull-BORA-hansgroheへ移籍するかもしれないという噂が出ている。
情報源:Cycling Transfers: Should Arnaud De Lie leave Lotto for another team? 🇧🇪
アルノー・デ・リーは現チームにおいて絶対的エースとしての立場を確立している。レースでは彼のためのトレインが構築され、彼のための戦術が作られ、スプリントのみならずクラシックでも結果を残してきた。
こうした環境は彼のような若手選手にとって理想的であり、チームの全面的なサポートを受けながら経験を積める点は大きなメリットである。
しかし逆にいえば同チームには彼以外に勝利を計算できる選手が明確にはいないこと、言い換えればチーム力が弱いということでもある。
まだ若いゆえにグランツールやモニュメントの経験も少なく、まだそれらで勝ててない。もちろん年齢的に焦る必要はないわけだが、近年若い選手がどんどんトップレベルのレースで結果を出しているという潮流の中で、自分も大舞台で勝ちたいと思うのは当然のことだろう。
そのためにより高精度・高密度のトレーニングができる環境があり、よりチーム力があり、より強力なトレインを組めるチームへ移籍しようと思うのも道理。
特に彼が得意とするクラシックレースにおいては、チーム力が結果に直結するため、より強力な陣容を持つチームへの移籍は合理的な選択とも言える。
そんな彼の契約は今年いっぱいだ。すでに裏で契約延長または移籍の交渉が始まっていてもおかしくない。
昨年までそんな彼のリードアウトを務めていたのがオーストラリア人選手のジャラッド・ドリズナーズだ。
彼は上述LottoとIntermarché-Wantyとの合併騒動の影響か(?)、1年契約で今年はRed Bull-BORA-hansgroheで走っている。
ロードレースの移籍では、エースとその専属アシストのような選手とがそろって移籍するというのはよくあること。特にスプリンターの場合はそういうのが多いように思われる。「だとすれば……」と妄想を働かせることは十分に可能。
だからといって現時点でドリナーズの移籍がアルノー・デ・リー移籍への布石であると断言することはもちろんできないわけだが。
しかし、Red Bull-BORA-hansgroheのようなビッグチームへの移籍にはリスクも伴う。たとえば次のようなものだ。
現在のような「絶対的中心」としての扱いを失えば、その心理面への悪影響がパフォーマンスにも及ぶことは十分に考えられる。もちろん移籍交渉ではそうしたチーム内での役割・地位についても十分に話し合われていると思われるが、リスクをゼロにすることは不可能だ。
ただ若いうちにそうしたリスクを取ってでもより強力なチームへ移籍し、競争に身を置き自分を成長させるのもプロ選手、特に一流アスリートにとっては必要なものかもしれない。