レビュー
Rapha






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2026ロンド・ファン・フランデレンは、ポガチャルがオウデクワレモント~パテルベルグでマチューやレムコを引き離し、18km独走で連覇を達成。史上最多優勝記録に並ぶ。
Ronde van Vlaanderen 2026
— La Flamme Rouge (@laflammerouge16) April 5, 2026
🚩 Antwerpen
🏁 Oudenaarde
🚴🏻♂️ 278.5 Km
☁ Weather: Overcast clouds
🌡️ 10°C (app 9°C, min 7°C – max 14°C)
☁️ Clou.: 85%, vis.: 100%
💧 Hum.: 67%
🌪️ Wind: 21.4 km/h W (max: 36.1 km/h SW)
Route: https://t.co/6jQh0K7GXq pic.twitter.com/0ltq32eGnA
今年のロンドでは、スタートして60kmほど走ったあたりでプロトンが電車の踏切で一時停止を余儀なくされる状況が発生した。次の動画を見て欲しい。
Medio pelotón se queda parado por un paso a nivel, la otra mitad sigue adelante…
— Eurosport.es (@Eurosport_ES) April 5, 2026
y el coche de carrera abronca a los que no han parado en las barreras, entre ellos Pogacar, que con el reglamento en la mano podría ser descalificado.
Una de las imágenes de #RVV26. pic.twitter.com/IfsKBu6ZC6
詳しい状況はわからないが、どうやらポガチャルやレムコたちの集団が鉄道の踏切が赤信号になっていたにもかかわらず、それを無視して渡った可能性があったようだ。
当然そのような行為はルール違反で、下手すればレース失格処分となる。しかし海外メディアの報道では審判団は失格処分を下さない方針だと語ったとのこと。
このあたりの事情は、また数日後に詳しいことが明らかになっていくだろう。
ひとまずレースはニュートライズとなり、この時点で一旦仕切り直しとなった。

レーススタートから約170km走り、残り約100kmあたりで登場する石畳の登り区間モーレンベルグ(距離463m、平均斜度7%、最大斜度14.2%)。そこに入る前にUAEがしかけてきた。
UAEが誇るゲルマン・トラクターことニルス・ポリッツがタデイ・ポガチャルたちを牽引し加速。ポガチャルたちを先頭でモーレンベルグに送り込む。

そのモーレンベルグでも高速ペースを維持したUAE勢は勝負に参加できる有力勢をふるいにかけて選抜することに成功。逃げグループを追う集団を形成する。
その中には初出場のレムコ・エヴェネプール、最大のライバルであるマチュー・ファン・デル・プール、ワウト・ファン・アールト、マッズ・ピーダスン、ヤスペル・ストゥイヴェン、ティム・ファン・ダイケ、マッテオ・トレンティン、クリストフ・ラポルトなど強力なスペシャリストたちが多数。
一方でその追走集団(第2集団)に入れなかった選手・チームは最大集団のプロトン(第3集団)を形成し、GroupamaーFDJが牽引をはじめる。
だが先行するポガチャルらの第2集団、さらにそれに先んじて逃げる第1集団に選手を送りこんでいるチームがGroupamaーFDJに協力するはずもなく、第2集団からどんどん離されてしまい、この時点で実質的に彼らのレースは終了してしまった。
UAEとしては早い段階で集団をしぼりこみ、ポガチャルにとって都合のいいグループを作ることにするという作戦だったのだろう。余計な人数がいればいるほど展開のカオスさが増加してしまい、ポガチャルにとって望ましい結末へ向かうためシナリオが描きにくくなるからだ。
そして残り70kmほどになると、ポガチャルらの第2集団が先行の逃げを完全に吸収し、大きな逃げ集団が形成される。
上述のように残り100kmからUAEが勝利への伏線を作ったわけだが、その次のシナリオはやはり終盤の難所のオウデクワレモントとパテルベルグだった。
残り57kmのオウデクワレモントでポガチャルがついに本格的な攻撃をスタートさせた。


オウデクワレモントは登りではあるものの激坂というほどではなく(とはいっても最大斜度は11%強あるが)、距離1500mで平均斜度4%なのでどちらかというと距離が長い石畳という感じだ。
このポガチャルのアタックの動画がこちら。
As the race reaches its climax, Tadej Pogačar attacks first on the Oude Kwaremont. What a battle! ⚔️ #RVV26 #FLCS pic.twitter.com/Pasci8Qzoo
— Ronde van Vlaanderen (@RondeVlaanderen) April 5, 2026
このポガチャルのアタックに追随できたのは、ワウト、マチュー、レムコ、そしてピーダスンのBIG4(?)だけ。
だが少ししてマッズ・ピーダスンが遅れる。レムコもいったん遅れるものの自力で前においつくことに成功。

ワウトはオウデクワレモント終了後のパテルベルグへのつなぎの区間で力尽き遅れてしまう。ワウトはこの後ピーダスンと合流し、前の3人を追う。

そして激坂パテルベルグ(距離360m、平均12.9%、最大斜度20.3%)でポガチャルが連続攻撃。ここでレムコが遅れてしまい、レースはポガチャルとマチューの一騎打ちの様相を呈することになる。
レムコの個人TT能力は世界最強であるため、ポガチャルとマチューが手を抜けば確実にレムコが追いつくことになる。
レムコが追いついて困るのはマチューよりもポガチャルのほうだろうか。仮にポガチャルがこの後の攻撃で二人を離しても、その離れ方次第ではレムコとマチューが協力してポガチャルに追いつくこともあり得る。そうなれば、ポガチャルは骨折り損。膠着状態で最後までいけばマチューがスプリントで勝つのがほぼ確実。
そのためかポガチャルはしきりに後方のレムコとの差を確認していた。
そんなポガチャルの様子から🐷としてはマチューは先頭交代せずにポガチャルに引かせ続けるのも1つの手だとは思ったが、そんな走り方をマチューがするはずもなく、二人はいちおうは協調しあいレムコとの差を縮小させないまま、最後のオウデクワレモント~パテルベルグのセットへ向かう。
そして残り20kmを切って最終周回のオウデクワレモントが始まる。ポガチャルを先頭に、その背中にマチューという並びで突入するが、いきなりポガチャルが加速し勝負を決めにいく。

このアタックにマチューが全くついていけず、10秒ほどのギャップが生まれる。
このアタックシーンの動画がこちら。
Tadej Pogacar goes solo on the final time Oude Kwaremont! 🥵 #RVV26 #FLCS pic.twitter.com/8ajV1ANV3Q
— Ronde van Vlaanderen (@RondeVlaanderen) April 5, 2026
しかし遅れたマチューはずるずると後退していくわけではなく、この段階ではなんとか持ちこたえていたように思えた。
ポガチャルが昨年ほどの圧倒的な登坂能力を欠いていたのか?それともマチューが昨年より強かったのか、そのへんはわからないが、この後の激坂のパテルベルグでも、オウデクワレモントでついた差がさらにとんでもないレベルで拡大したということはなかったように思えた。
それでも石畳が完全に終わると二人の差は17秒ほどついてしまった。
ここから舗装路の平坦区間が続いたわけだが、なんとその最後の平坦区間でポガチャルがマチューに20秒以上も差を拡大させることに成功。
🐷「アカン(何が)、今年もおかしなことやっとる」
The final meters towards Pogacar's third victory! 🌈 #RVV26 #FLCS pic.twitter.com/EB7dpMX6o5
— Ronde van Vlaanderen (@RondeVlaanderen) April 5, 2026
そのままポガチャルが最後までペダルを回し続け、昨年に続き連覇。
これでポガチャルは2023、2025、2026の3度のロンド優勝となり、同大会の歴代最多優勝記録の3回に並び、逆にマチュー・ファン・デル・プールによる最多勝記録更新を阻んだことになる。
そしてレムコ・エヴェネプールは初出場で3位!もちろん今大会のベルギー人選手としては最高順位だ。優勝はできなかったが、ロンドの石畳適性と勝てる可能性は十分に示せたのではないか。来年も出場する可能性があるか?
さてロンド・ファン・フランデレンが大柄な選手たちによるパワー勝負と思われていた時代は過ぎ去り、石畳適性は前提として今やロンドは登りのパワーウェイトレシオ勝負となった。
そうなればクラシックスペシャリストに比べると体重の軽いポガチャルが有利なのは当然。マチューやワウトたちが勝つには体重を減らす必要がある。しかしそんなことをすれば他のレースで勝てなくなるかもしれないし、そもそもコンディション作りに失敗する可能性もある。
また年齢的にも若いポガチャルが有利だ。
コースについても、ロンドはかつてのカペルミュール決戦がなくなってから周回コースになったわけだが、来年もコースの根幹は変わらないままだろう。
こうしたことを踏まえれば来年もポガチャルが勝ち、ロンド史上最多勝利数を更新し単独1位に躍り出ることも十分あり得る。
| 順位 | 選手 | チーム | タイム差 |
|---|---|---|---|
| 1 | Tadej Pogačar | UAE Team Emirates – XRG | 1位との差 |
| 2 | Mathieu Van Der Poel | Alpecin-Premier Tech | 0:34 |
| 3 | Remco Evenepoel | Red Bull – BORA – hansgrohe | 1:11 |
| 4 | Wout Van Aert | Team Visma | Lease a Bike | 2:04 |
| 5 | Mads Pedersen | Lidl – Trek | 2:48 |
| 6 | Jasper Stuyven | Soudal Quick-Step | 4:28 |
| 7 | Florian Vermeersch | UAE Team Emirates – XRG | ,, |
| 8 | Matej Mohorič | Bahrain – Victorious | 4:30 |
| 9 | Christophe Laporte | Team Visma | Lease a Bike | 5:22 |
| 10 | Gianni Vermeersch | Red Bull – BORA – hansgrohe | ,, |
| 順位 | 選手 | チーム | タイム差 |
|---|---|---|---|
| 1 | Tadej Pogačar | UAE Team Emirates – XRG | 1位との差 |
| 2 | Mathieu Van Der Poel | Alpecin-Premier Tech | 0:34 |
| 3 | Remco Evenepoel | Red Bull – BORA – hansgrohe | 1:11 |
| 4 | Wout Van Aert | Team Visma | Lease a Bike | 2:04 |
| 5 | Mads Pedersen | Lidl – Trek | 2:48 |
| 6 | Jasper Stuyven | Soudal Quick-Step | 4:28 |
| 7 | Florian Vermeersch | UAE Team Emirates – XRG | ,, |
| 8 | Matej Mohorič | Bahrain – Victorious | 4:30 |
| 9 | Christophe Laporte | Team Visma | Lease a Bike | 5:22 |
| 10 | Gianni Vermeersch | Red Bull – BORA – hansgrohe | ,, |