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過去5年間のワールドツアーチームの統計データ。勝利数やエースへの依存度など。

ワールドツアーチーム統計データ。過去5年間の勝利数や成長率など。

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過去5年間(2015~2019)において、全ワールドツアーチームの勝利数など変遷をまとめた統計データのグラフをご紹介。その5年間で最も勝利数の多いチーム、最も没落したチーム、ずっと低迷しているチームなどが明らかになった。

情報源:The Outer Line: Charting the best (and worst) WorldTour men’s teams

この情報源記事は非常に内容が多く、文字数も多い長文となっている。それを全部紹介するのはめんどくさい(超本音)なので、一部のデータだけをいつもどおり抜粋してご紹介申し上げる。特に今回は、以下の4つの項目についてデータを取り上げる。すなわち、

・最も勝ち続けたチーム
・直近2年間で最も成長しているチーム
・どんどんダメになったチーム
・エースへの依存度が高いチームと低いチーム

である。さて見ていこう。



最も勝ち続けたチーム



5年間常に勝ち続けた勝利「数」が最多のチームはどこか?答えは・・・みんな言わなくてもわかってると思う。そう、Deceuninck-QuickStep。

ワールドツアーチーム統計データその1
ワールドツアーチーム統計データその1 上記情報源記事より。 © 2020 Pocket Outdoor Media, LLC


グラフの一番上にある赤い線がDeceuninck-QuickStepのもの。このDeceuninck-QuickStepについては1つ、他チームとは異なるおもしろい特徴がある。それについては後述。



最も成長しているチーム



次に5年間の成長率といってよいか、勝利数が順調に増加していったチームが2つある。それはどことどこか?

ワールドツアーチーム統計データその2
ワールドツアーチーム統計データその2 上記情報源記事より。 © 2020 Pocket Outdoor Media, LLC



答えは、ピーター・サガン率いるBora-hansgroheと、プリモシュ・ログリッチやディラン・フルーネヴェーヘンのいるJumbo-Visma。これらも納得の2チームやね。Bianchiはほんと良いチームにバイク提供したものや。一気にブランドイメージが「レーシングブランド」「常勝ブランド」みたいになったからね。かつてのイメージを回復した感じ。



どんどんダメになったチーム



上記の2チームとは逆にどんどん勝利数が減っていったチームもある。いわば没落・衰退の傾向のチーム。一体どこか?

ワールドツアーチーム統計データその3
ワールドツアーチーム統計データその3 上記情報源記事より。 © 2020 Pocket Outdoor Media, LLC


凋落が激しいのが、チームNTTの前のDimension DataとチームCCC(旧BMC)やね。これら2チームの結果(惨状?)についても、下記のデータと合わせると納得してもらえると思う。


エースへの依存度が高いチームと低いチーム



そしてエースへの依存度というデータもご紹介。これはチームの全勝利数のうち、エースが挙げた勝利数の割合を示すデータである。

ワールドツアーチーム統計データその4
ワールドツアーチーム統計データその4 上記情報源記事より。 © 2020 Pocket Outdoor Media, LLC



画像中で薄めの青(水色)が勝利数。隣にある濃いめの青がエースが優勝した割合を示す。そして画像一番←がDeceuninck-QuickStep。御覧の通り勝利数は最多なのに、エースの優勝割合が2番目に低い(一番低いのはチームEF)。

これは、Deceuninck-QuickStepというチームが、各種のレースで設定されるエースに依存していないこと、言い換えればどれだけ強力な選手たちが揃っているのかを示唆している。もちろんレースのタイプにもよるけどね。

逆にエース依存度が高いチームは、エースがダメならば勝利数が下がってしまう。エースが安定的に勝てるのならばそれでもいいやろうけど、エースがずっと不振ならばどうしようもなくなる。エースと一蓮托生。エースと滅びればチームも滅びる。言い換えるとエースにかかるプレッシャーは半端なものじゃない。チームの関係者全員の人生がエースの肩にのしかかっていると言えるかもしれない(絶望)。

そんなエース依存度の高いチームのうち、2チームが1つ上の項目で登場したDimension DataとチームCCC(旧BMC)というのも明確にわかってもらえると思う。

各種組織や企業の組織づくりについて参考になるかもしれない。



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piginwired
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