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情報源:Road to Tokyo goes through Paris for Viviani
イタリアが誇るスプリントスター、エリア・ヴィヴィアーニ。去年まではクイックステップだったが、今年からはコフィディスで走る。そしてツアー・ダウン・アンダーでは、ワールドツアーに戻ってきたDe RosaのバイクMerakとともにシーズンインを果たした
そんなヴィヴィアーニにとって今年最大の目標は何といっても東京五輪での金メダル。ただし出場するのはトラック競技の種目オムニアム(Omnium)となる。
オムニアムとは、1日に4つの異なるタイプのレースをこなしてそれらの総合得点(ポイント)で争うレース種目。4年前のリオ五輪ではこの種目でヴィヴィアーニは金メダルを獲得した。すなわち今年の東京五輪では連覇を狙うことになる。
ただし、2016年からオムニアムのルールが少し変更されている。これまでよりもタイムトライアルの配点が減り、他のレースとのバランスが意識されたものに変わっている。1日で4つの異なるレースをするという意味で、速度はもちろん持久力も必要。いわばロードレースでいう総合優勝を狙うような感じ。
ヴィヴィアーニ自身はそのようなルール変更を歓迎しているもよう。ヴィヴィアーニは次のように述べる。
“The new format of the omnium helps me a lot. If it’s the three time trial events like in Rio, and if you want to win that kind of omnium, you need to spend a lot of months to do the specific preparation,”
訳「新ルールへの変更はワシにとってめっちゃ有利や。リオ五輪のように3回もタイムトライアルがるような、そんなオムニアムで勝とうとしたら、準備と調整に何か月もの時間が必要になるしな」
“The time from Paris to the Olympics is more than two weeks for the omnium. I’m always flying after a grand tour, so I am hoping that I use this grand tour form to try to repeat my final.”
訳「ツール・ド・フランスから東京五輪までの間隔はオムニアムの場合は2週間以上ある。ワシはいつもグランツールが終わるたびに短期間で他のレースにも出てるから、今回もツール・ド・フランスでの状態をワシの最大目標である東京五輪に上手くつなげることができればと思ってるんよ」
この発言からもわかるように、ヴィヴィアーニは今年のツール・ド・フランスにも参戦する予定。その後すぐに東京五輪へと向かうというスケジュールとなっている。また、ツール以外にも、春のクラシックや母国グランツールであるジロ・デ・イタリアにもしっかりと参戦する予定。
ヴィヴィアーニは来月で31歳。おそらく最後の五輪となる可能性が高い。そんなことを本人もおそらく意識していると思う。だからこそ東京五輪の金メダルを本気で狙いにいくやろう。あとはゴール前スプリントで怪我をしないように祈る。