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シマノがヨーロッパでの電動自転車(E-bike)について調査したレポートが公開されている。
シマノ:調査報告書ページ(State of the Nation report)
この調査結果によると、ヨーロッパの4人に1人が電動自転車をすでに所有しているか、今後買おうとしているもよう。
今回はこの調査結果について少しだけ見ていこう。
この画像は、自転車に乗る頻度と電動自転車の購入意欲の有無との関係を示したものである。
各棒グラフ中の、
・白色(青背景)文字が調査に答えた人の総数
・濃グレー文字(薄いグレー背景)が購入意欲がない人の数
・青色文字(黄色景)が購入意欲がある人の数
となっている。
これを見ると最低でも週に1~2回乗る人間は、それ以下の人間よりも電動自転車の購入意欲が少し高めである。
そもそも自転車に乗らない人間は自転車に興味がないはず(乗れないかも?)なので、当然といえば当然か。
ただ、さほど劇的な差があるわけではない。そういう意味では、まだまだ電動自転車の魅力というのはどちらの層にも浸透していないと考えられるか。
このグラフは、調査対象者の購入意欲と、すでに所有しているかどうかを示したものである。
・めっちゃ買いたい、めっちゃ使いたいという人間が5%
・買いたい、使いたいという人間が12%
・すでに持っている、使っているという人間が8%
これらをあわせて25%の人間が、すでに所有している、または、購入意欲のある人間となっている。つまり、ヨーロッパの4人に1人がそのような状況である。
これはヨーロッパ各国について、電動自転車の購入意欲が12ヶ月前と比べてどれだけ増えたか、そして、購入動機を示したものである。それぞれに国ごとにちょっとした差があることがわかる。
デンマークと北欧のノルウェーとスウェーデンは、他国に比べて電動自転車の購入意欲がさほど高くないとわかるが、その意欲のある人間の動機が、走行距離や獲得標高を増やしたい(山のアイコン)とかいうスポーツ寄りの傾向である。いいかえると、ワリとガチめの脳筋志向である。これがバイキングか?
イタリア、オランダ、ポーランド、ドイツは人間の顔のアイコンがついている。これは、より楽に移動したいと動機を示す。その中でもドイツだけは購入意欲について1年前と比べて変化が少ない。コロナの影響が他国ほどないからだろうか?
イギリス、フランス、スペイン、スイスはハート型のアイコンがついている。これは、健康のために買いたいという動機を示す。その中でも、イギリスだけは1年前と比べて購入意欲の変化が少ない。これにはいくつかの理由が考えられる。
・治安が悪く自転車の盗難が多いから高価な自転車は普段に使いたくない
・ロンドンなどは何年の前からもともと自転車通勤人気が爆発していたため、いまさら電動自転車にする必要性を感じたない人が多い
・自転車通勤者がもともと多いため、コロナの影響が少ない
などか。どうだろう。
さて、日本ではどんな調査結果になるだろうか。