Newsletter Subscribe
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
今年消滅するワールドツアーチームCCCは、そのワールドツアーライセンスをベルギーのUCI ProTeamのサーカス・ワンティ(Circus-Wanty Gobert-Tormans Cycling Team)が買収し、実質チームごと飲み込まれた。
だがしかし、実は同じくフランスのUCI ProTeamであるアルケア(Arkéa-Samsic)にも、CCCから「うちのワールドツアーライセンス買わへん?」とのオファーが来ていたことが明らかになった。
今年のツール・ド・フランス中に、チームとキンタナが当局からドーピング調査(ガサ入れ)を受け、関係者の身柄が拘束された事件があった。それら関係者は後に解放されている。
なおそのガサ入れでは、100mlの生理食塩水と注射器が押収された。素人からすれば「それぐらい普通はチームドクターとか持ってて当然やろ」と思ってしまうが、UCIルールでは「原則、注射器は一切認めない。例外的に、明らかに医療行為であるとわかるときだけ。しかも24時間以内に報告が必要」となっているため、注射器を持っているのは基本的に疑惑しか生まないのである。
情報源記事におけるチーム首脳の言葉では、当局からチームには事件後なんの情報も与えられず、一体何がどうなっているのかはさっぱりわからないこと、言い換えれば、まだ捜査は秘密裏に続いているのではないか、そのように考えられるとも書かれている。
この投稿をInstagramで見る
次に、ブログ記事表題の件についてだが、アルケア側は次のようなことを述べている。
“[We] received offers to buy back licences, but it’s not our thing to operate like that. If we go [to the WorldTour], it will be through sporting progression only.”
訳「CCCからワールドツアーライセンスを買わないかとのオファーを受けたんやけど、そういうやり方はうちのチームの戦略とは違うからね。もしワールドツアーチームに昇格するときは、あくまでロードレースの世界で競い合った結果としてであるべきという考えよ」
というわけでCCC買収のオファーはあったものの、それを断っていたことが判明した。