ロードレースとロードバイク

UCIがルール変更。タイムトライアルポジション制限の緩和と、ジュニアのギア比制限の撤廃

UCIが2つの点につき、そのルールを変更するようだ。1つはジュニアの世界で適用されているギア比制限のルール、もう1つがTTポジションに関するルールだ。

情報源:UCI SCRAPS THE JUNIOR GEAR RESTRICTION, RELAXES TT POSITION RULES

ジュニアのギア比制限撤廃

これまでジュニアカテゴリでは、大人のエリートカテゴリなどとは異なりギア比に制限が課されていた。その理由は、大きなギア比では発展途上の肉体、特に膝へのダメージが大きくなるためそれを予防すること、そして子供の判断能力では超高速走行時での安全性についての判断が不十分なため危ないということだ。

しかしもっともらしいこれらの理由も、最新の医学の研究や12速ギアの登場により現代では合理性がなくなっている。最新の技術トレンド、各社のパーツのトレンド(互換性)などをふまえるとジュニア選手のパーツ選定やセッティングに無理が生じていた。

UCIはそうした現状を考え、ジュニアに対するギア比制限を撤廃することになった。この新ルールは2023年1月1日から施行される。

TTポジションの制限ルールも変更

以前はTTバイクについてのUCIルールでは、ボトムブラケットの中心から引いた垂線とハンドルの先端から轢いた垂線の距離が75cm以下と決められていた。

ただそれには例外があり、身長が190cm以上の大柄な選手はバイクサイズが必然的に巨大になるため、申請により80cmまで伸ばせるとのルールだった。申請と許可がなければ違反だ。

しかし、新ルールではUCIは3つの身長カテゴリーを設定し、それぞれに応じたルールを適用する。3つの身長とは、180cm未満、180cm~190cm未満、そして190cm以上という3つの区分だ。

新ルールでは基本的にすべて最大80cmが基本となるが、許可を得れば180cm~190cm未満までは最大83cm、そして190cm以上は最大85cmまで距離を伸ばしたポジションが許されることになる。

JCF公式サイトより

あわせて、TT用のエアロバーの位置についても変更がある。言葉ではちょっと説明しにくいので上の画像を見てほしい。現行のルールではこのように前腕を乗せるパーツを基準にしたエアロバー?TTバー?の高さに±10cm以内という規定となっていたが、上述3つの身長区分に応じてこの数字も広げる。

180cm未満なら現行の±10cmのまま、180~190cmなら±12cmまでOKの、190cm~なら±14cmまでOKとなる。

これらの改訂も2023年1月1日から施行される。

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