ファン・アールトの今年最大の目標は?
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無念のシクロクロス世界選手権2位となったワウト・ファン・アールト。今年のロードレースは3/6のストラーデ・ビアンケでスタートする予定である。そんな彼が地元ベルギーのメディアRTBFで今年の最大の目標を語った。
情報源:Les Mondiaux, le chrono des JO, Roubaix et les Strade : l’ogre Van Aert peut tout gagner en 2021
si je dois choisir, je dirais les championnats du monde en Belgique.”
訳「もし1つだけ目標を選らばなければならないのならば、地元ベルギーで開催される世界選手権やね」
今年の世界選手権は、ベルギーである。もちろんコースはロンド・ファン・フランデレンなどで石畳や小刻みな登りがいくつも登場するであろう。クラシック最強軍団のベルギー代表チームは当然優勝して当たり前という期待を背負う。グレッグ・ファン・アーベルマートらとともに、ワウト・ファン・アールトも当然出場し、エースの1枚として活躍が求められる。
ファン・アールト自身もそのようなコースは自分に合っていると述べている。
上述のように、最大の目標は世界選手権だが、最大ではないものの重要な目標が他にも2つある。1つは春のクラシック戦線。そしてもう1つはツール・ド・フランスである。
ツール・ド・フランスでは基本的にはアシストとして走る予定で、グリーンジャージ獲得を本気で狙うのは2022年以降という考えである。特に今年はトム・デュムランが当面の活動休止を発表しただけに、デュムランがツールに出ない可能性もある。そうなればファン・アールトの負担は増える可能性がある。
最後に東京五輪にもベルギー代表として出場することも考えられるが、その場合はロードレースではなくタイムトライアルで出場する予定である。東京五輪のロードレースは登りが多いかなりハードなコースのため、自身には不向きだと考えているからだ。