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井上陽水の「少年時代」が流れた?2021ジロ第9ステージの結果

2021ジロ・デ・イタリア第9ステージ

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本日は第1週目の山岳系ステージのラストを飾るステージ。そんな節目となる日に、故郷の山を思い出したか、あの選手が飛びたった。

コース

今日の第9ステージはジロ第1週目で最もタフな登りのコース。というのも第9ステージの獲得標高はここまで最大(最多?)の3500m。さらに、最後の山Campo Feliceの山頂フィニッシュに向けては最大斜度12%や14%の登り、さらにはグラベルの登りも登場する。

展開と結果

残り10kmで、チームEFのサイモン・カーとAG2Rのジョフリー・ブシャールが先頭。その追走にトレックのバウク・モレマら3人。そしてその2分後方にマリア・ローザのいるプロトン。

そしてゴールまで10kmを切ったとところで先頭の2名から、ブシャールが加速。サイモン・カーがついていけずに追走の3人と合流。これで1vs4になるのだが、ブシャールが快調に飛ばし、秒差が開いていってしまう。追い詰めきれない。

そんな追走4人の中から、ユンボのクーエン・バウマンが抜け出して単独でブシャールを追う。そして速度をあげるプロトンが残りの追走を吸収。そしてトンネルを抜けるとそこは・・・

グラベルキタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!

ここでバウマンがブシャールを捕まえるが、ふたりともグラベルを攻めるだけのパワーがもう残っていなかったか、ついにここでプロトンが二人を吸収。そして・・・

ベルナルいったあああああああああ!!!

走りなれた故郷のコロンビアで未舗装の山岳(いや知らんけど)を駆けていた少年時代(by 井上陽水)を思い出したか、水を得た魚のように?きつい斜度のグラベルで爆発的な加速!誰もついていけない!

そもそもベルナルはMTBの選手だったので、グラベルもお茶の子さいさい。

それにしてもロードレースらしくない絵面でおもしろ!

そしてマリア・ローザを着るアッティラ・ヴァルテルが奮闘及ばず、ついにこのグラベルで力尽き脱落してしまった。そのせいでベルナルがマリア・ローザを奪取する可能性が。

そんなグラベル決戦の最後はこの動画でどうぞ。

総合順位とトップ30と各賞ジャージ

順位選手名チームタイム
1 Egan Arley BERNAL GOMEZ INEOS GRENADIERS 35:19:22 00:00
2 Remco EVENEPOEL DECEUNINCK – QUICK-STEP 35:19:37 00:15
3 Aleksandr VLASOV ASTANA – PREMIER TECH 35:19:43 00:21
4 Giulio CICCONE TREK – SEGAFREDO 35:19:58 00:36
5 Attila VALTER GROUPAMA – FDJ 35:20:05 00:43
6 Hugh John CARTHY EF EDUCATION – NIPPO 35:20:06 00:44
7 Damiano CARUSO BAHRAIN VICTORIOUS 35:20:07 00:45
8 Daniel MARTIN ISRAEL START-UP NATION 35:20:13 00:51
9 Simon Philip YATES TEAM BIKEEXCHANGE 35:20:17 00:55
10 Davide FORMOLO UAE TEAM EMIRATES 35:20:23 01:01
11 Daniel Felipe MARTINEZ POVEDA INEOS GRENADIERS 35:20:34 01:12
12 Marc SOLER MOVISTAR TEAM 35:20:42 01:20
13 Romain BARDET TEAM DSM 35:20:42 01:20
14 Louis VERVAEKE ALPECIN-FENIX 35:20:55 01:33
15 Emanuel BUCHMANN BORA – HANSGROHE 35:21:08 01:46
16 Vincenzo NIBALI TREK – SEGAFREDO 35:21:34 02:12
17 Rein TAARAMÄE INTERMARCHÉ – WANTY – GOBERT MATÉRIAUX 35:21:37 02:15
18 Tobias S. FOSS JUMBO-VISMA 35:21:44 02:22
19 Gianni MOSCON INEOS GRENADIERS 35:21:50 02:28
20 Nicholas SCHULTZ TEAM BIKEEXCHANGE 35:21:52 02:30
21 Pello BILBAO LOPEZ DE ARMENTIA BAHRAIN VICTORIOUS 35:22:48 03:26
22 Jai HINDLEY TEAM DSM 35:23:49 04:27
23 João ALMEIDA DECEUNINCK – QUICK-STEP 35:24:17 04:55
24 Fausto MASNADA DECEUNINCK – QUICK-STEP 35:25:22 06:00
25 Ruben GUERREIRO EF EDUCATION – NIPPO 35:26:40 07:18
26 Tanel KANGERT TEAM BIKEEXCHANGE 35:26:43 07:21
27 Harold Alfonso TEJADA CANACUE ASTANA – PREMIER TECH 35:26:56 07:34
28 Lorenzo FORTUNATO EOLO-KOMETA CYCLING TEAM 35:27:49 08:27
29 George BENNETT JUMBO-VISMA 35:29:55 10:33
30 Koen BOUWMAN JUMBO-VISMA 35:30:42 11:20
マリア・ローザ(総合首位)Egan Bernal
マリア・チクラミーノ(ポイント賞)Caleb Ewan
マリア・アッズーラ(山岳賞)Geffrey Bouchard
マリア・ビアンカ(ヤングライダー賞)Egan Bernal

なお、山岳賞ジャージのマリア・アッズーラ争いでも、首位のジョフリー・ブシャールと2位のベルナルとの差はたったの3ポイント。2週目でベルナルがマリア・チクラミーノ以外を全て手にする可能性も出てきた。

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piginwired
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2 Comments

  1. いやいやいやびっくりしましたねベルナルのかっ飛びぶり!
    あの路面状態でのモスコンの鬼引きも凄かったけど、発射したあとのベルナルはさらにすごかった!
    あれだけダンシングで踏み込んでるのにスリップしてないってどういうことですか??(モータードーピング疑惑出そう^ ^;)

    • ダンマーはグラベルのダンシングでスリップしそうになったのであまりガンガン加速できなかったと言ってたけど、ベルナルは逆だったブヒね。
      やはり故郷の山で走りなれていたのか・・・あるいはMTBの経験が役に立ったのか・・・

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