マチュー・ファン・デル・プールが世界選を欠場へ
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マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)が、8月25~29日に開催される今年のマウンテンバイク世界選手権に出場しないことが決まった。理由は背中の痛みだ。
情報源:Van der Poel out of MTB World Championships due to back pain
みんなも覚えているように、今年のマチュー・ファン・デル・プールは東京五輪のマウンテンバイククロスカントリーで金メダルを取ることが最大の目標だった。ツール・ド・フランスデビューでマイヨジョーヌを着る栄光も手にしたが今年に限って言えばそれはあくまでおまけといか、予期せぬお土産という感じのもの。
東京五輪のマウンテンバイクでは当然に金メダル候補の筆頭の1人だったが、序盤のこの落車が原因でリタイアとなり、あまりにも無念な結末で五輪が終わってしまった。金メダルは知っての通りINEOS Grenadiersの天才トム・ピドコックだ。
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マチューの背中の痛みはどうやら5月からすでに発症していたようだ。それが治らず今に至ることになる。素人考えだが、原因はオーバーワークなのではないか。
マチューはロードレースシーズンが終わるとシクロクロスへ、そしてそれが終わるとまたロードレースへと1年を通じて本格的な休暇を取らないで1年間走り続けてきた。それのツケが今年になって背中に現れたとは考えられないか。そして、東京五輪での落車もそれをさらに悪化させたとも考えられる。
現時点で痛みの原因はっきり書かれていないので、あくまでブタの素人考えであって、医師や専門家がそう言っているわけではないが。
今年のマウンテンバイクシーズンは世界選に出ないまま終わることになるが、マチューの今後のロードレースの予定は、8/30から始まるベネルクスツアー(Benelux Tour)になるようだ。そしてロードレースの次の目標は、9/19~9/26の世界選手権と初参戦となるモニュメント、10/3の地獄のパリ~ルーベだ。