なぜOrbeaの新型Terraに注目すべきなのか?ロードバイクの新トレンドとなるか?
Share your love
スペインのメジャーブランドのオルベア(Orbea)が、グラベルロードバイクのテラ(Terra)の新モデルを発表した。
Say hello to the new #OrbeaTerra.
— Orbea (@Orbea) November 11, 2021
Terra IS gravel. Add comfort to your road adventures, finally discover where that dirt trail leads or let your trips spread overnight.
Discover the new #OrbeaTerra: https://t.co/SKEqhbBSQO#Orbea pic.twitter.com/4widHhZ3dm
ブタのこのブログは純粋な(?)ロードバイクについてのブログなので、グラベルバイクについては普段ほとんど紹介してこなかった。
それにもかかわらず、なぜ今回はこのOrbeaのグラベルバイクTerraの新モデルを紹介したかというと、グラベルバイクのフレームについて今後大手バイクブランド各社がある技術(システム?)を流行させようとしていること、そしてそれが純粋なロードバイクのフレームについても新しいトレンドになる可能性があるからだ。
そのフレームの技術(システム)とは何か?
今後ロードバイクのフレームはダウンチューブ内部に大きなストレージを搭載か?
今回のOrbea TerraにはLOCKRというシステムが採用されている。それが上の画像だ。
これは、ダウンチューブのボトルケージ下に、チューブやCO2ボンベなどを収納できる空間を備えているシステムだ。ダウンチューブはそもそも中が空洞なので、それを有効活用するもの。
同様のシステムは、すでにTrekのグラベルバイクのCheckpointやSpeccializedのグラベルバイクのDivergeといったグラベルバイクに搭載されている。
ブタが注目したいのはアメリカの2大ブランド、TrekとSpecializedに続いてスペインのメジャーブランドOrbeaも同じシステムを搭載した点だ。
これらのメジャーブランドがダウンチューブ収納というシステムを採用したことで、これからは他のブランドも追随するのが多くなり、いっきにすべてのグラベルバイクの標準システムとなる可能性がある。
そしてこのシステムはグラベルバイクだけに限らず、純粋なロードバイクにも採用される可能性は高いと思っている。ただガチのレース用モデルには搭載されないかもしれないが。
これまでも純粋なロードバイクのダウンチューブ内に収納用スペースを持つバイクはあった気がする。ただ結局は流行らなかった。理由はいろいろあるだろうが、決定的な理由はわからない。
だが世界中で人気が拡大するグラベルバイクでこうしたシステムが標準になれば、ロードバイクでもそれを採用して当たり前という心理が市場に広まる可能性はあると思う。
ダウンチューブの剛性が下がるなどフレーム性能の低下という懸念はあるかもしれないが、今の技術ならばどうとでもできそうな気もする。いや知らんけど。
これから各社工夫をこらし、より取り出しやすく、より利便性の高いダウンチューブ内収納システムが広まれば、ロードバイクでのお出かけもより気軽になるかもしれない。ゆるポタガチ勢のブタとしては期待したい。
これからは、グラベルバイクで搭載された技術が純粋なロードバイクへ流用される、そんな時代になるのかもしれない。
プロ以外はツールボックスは付けなきゃいけないからせっかくのエアロも美観もスポイルされちゃうんだよね。だから内蔵できるのは嬉しい。
ただロードだと特にこの先、薄くなっていって収納できるスペースが無いかもしれないw
現代スポーツカーに収納が求められる様にロードバイクにも洗練された収納があったらいいなと思う(BMCのは△
ロードバイクは見た目も機構もシンプルなだけに、やはりシンプルな外観のほうが美しいブヒね。
チューブやボトルの大きさは変えられないとしても、フレーム統合型収納システムの進化とともに、ツール類もどんどん高性能かつ小型化が進むといいブヒね。
超小型自動空気入れとかほしい・・・
振動の多いグラベルロードで、そういったもの(ストレージ等)を増やす事で、例えばその部分を固定するネジの緩み、気密性を保持するOリングの劣化…
等々で生じるリスクや不具合は、無いより確実に増えると思うんですけどね…。
今後は道端にボトルではなく、ストレージの蓋やボトルケージごとごっそり落ち(以下略)
つまり、これからは路上に宝物が!?
拾いに行かなきゃ()