アルメイダがイネオスに激怒!
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昨夜の2022ジロ・デ・イタリア第15ステージでは、前日の第14ステージが過酷すぎてみんな疲れていたのか、総合争いは勃発しないまま終始プロトンはイネオスが完全にコントロールしつつ平穏なままゴールした。ヴィンツェンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali)曰く、「追い風だったので抜け出しても無意味だった」。
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ただ唯一ゴール前だけはスプリントがかかり、1秒か2秒を稼ぐための戦いがあった。
そのスプリント合戦で、UAEのエースで新人賞ジャージを着るジョアン・アルメイダ(João Almeida)が、ゴール前のイネオスの動きについて怒りを顕にした。
情報源:Almeida angry after Ineos Grenadiers let gaps open in overall contenders’ sprint
まずそのスプリント時の画像を見て欲しい。
このときカラパスの後ろにイネオスの選手(パヴェル・シヴァコフか?)がいるのに注目してほしい。
アルメイダ曰く、「シヴァコフはカラパスの後ろにつくことで、彼が後続のスプリントを邪魔するべく動いた」。
シヴァコフがカラパスについていく必要は全くないので、シヴァコフが速度を落とせば当然、その彼の後ろにいた選手はシヴァコフが邪魔となり、カラパスとの差が開いてしまう。スプリントの開始も一瞬遅れてしまうだろうか。
まさにイネオスはそれを意図的に行ったのだとアルメイダは主張する。
結果としてこのゴール直後はアルメイダはカラパスから2秒遅れとされた。しかし、少し後に大会側が映像で確認し、実際には1秒以下の差しかないと判断。そのためアルメイダらはカラパスと同タイム扱いとなり、ことなきを得た。
なお本当にシヴァコフがわざとそのような動きをしたのか、イネオスの作戦だったのかは不明。第15ステージのハイライト動画はこの(↓)感想記事でどうぞ。