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今年は42歳のスペイン人レジェンドのアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde)、37歳のイタリア人レジェンドのヴィンツェンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali)、そして40歳のベルギー人レジェンド、フィリップ・ジルベール(Philippe Gilbert)など黄金期はとてつもない強さを誇った選手たちが一斉に引退する寂しい年となった。
だが、そんな彼らがデビューした当時からプロとして走ってきた大大ベテラン、プロ30年目の51歳ダヴィデ・レベリンもついに引退となる。本人のインスタやチーム公式フェイスブックで引退の言葉が書かれている。
→所属チームWork Service Cycling公式フェイスブック
年齢だけならバルベルデなどを超えるスーパーレジェンドと言えるレベリンは、今年はイタリアのコンチネンタルチームのWork Service Vitalcare Vegaに所属。先日は、UCIグラベル世界選手権にも出場していた。
そんな彼の最後のレースは、先程紹介した昨日のヴェネト・クラシック。大ベテランはしっかりと無事に走り終えて30位でフィニッシュ。どーぴんぐ問題で物議を醸したこともあったキャリアだったが、最後の最後まで自分の脚で走り終えた。
昨年9月のメモリアル・マルコ・パンターニ(Memorial Marco Pantani)で脚を骨折してしまい、もう昨年で引退かとも思われたが、そんな不完全燃焼で終わりたくないという気持ちから今年までの現役続行を発表。
レベリンは1992年にプロ入り。2000年代前半は最強のワンデイレーサーの1人とも評価されていた。
などなどの戦績を誇る。
一方で、2009年には2年間の出場停止処分を受けた。理由は2008年北京五輪でドーピング検査にひっかかったことだ。EPOの一種CERAが判明した。北京五輪ロードレース銀メダルという栄光も剥奪された。その後は2012年から当時プロコンチネンタルチームだったポーランドのCCC Sprandi Polkowiceに所属してレースに復帰していた。
プロ生活30年は光も影もあるキャリアだったが、無事に終えられたことそれ自体は祝いたい。
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