最後の山でピンクがアタック！2023ラ・マルセイエーズの感想・動画・結果

昨夜はワンデイレースの2023グランプリ・シクリスト・ラ・マルセイエーズ（GRAND PRIX CYCLISTE DE MARSEILLE LA MARSEILLAISE）を見ていたので、そのハイライトと結果を。

コース

感想

残り距離20kmを切ったあたりで先頭の逃げ集団は10名。プロトンとの差は1分弱ぐらいか？プロトンとの時間差がTVで映されずわからない。ちょうど最後の山を登る前あたりだ。

その逃げのメンバーは次の10人だ。

EF Education-EasyPostのニールソン・ポーレス（Neilson Powless）、ロット・デスティニー（Lotto-Dstny）のブレント・ファン・ムール（Brent van Moer）、コフィディスのピエールリュック・ペリション（Pierre-Luc Périchon）あたりが優勝候補だろうか？

おそらくその山で誰かが飛び出すはず。成功するかはわからないが山頂を先頭通過して、下りを利用して独走をしかける選手が出るだろう。

そして残り15kmぐらいになってようやくプロトンとのタイム差が表示されるようになる。

この時点でプロトンとのタイム差は1分21秒。平地なら10km1分という黄金の方程式があるが、今日は最後に山。その後は下ってからゴール。登りで本気で踏めばプロトンからも追いつけるか？

と思っていると、

最後の登りの1つ手前の登りで、EF Education-EasyPostのニールソン・ポーレス（Neilson Powless）が一人アタック！今日のコースは下りきったあとの平坦が短いので上手く行けば逃げ切れる可能性は高い。

このポーレスの動きに残された9名はあまり反応せず時間が過ぎる。最後の登りで誰もがしかけるつもりでいるのか。

そしてポーレスは順調に独走続け最後の山へ。25秒差の追走集団も山で少しアタック合戦が起こるも、劇的な速度アップにはならず膠着状態。ポーレスの勝機が高まった。

下りもポーレスは爆走。

一方で最後の山あたりでプロトンはもう追いかけるのを諦めたような感じとなり、逃げ集団とポーレスとの勝負に確定。そこから両者の勝負の結末は次の動画でどうぞ。

動画（残り3km）

ニールソン・ポーレス（Neilson Powless）が逃げ切り勝利！アンテルマルシェもそうだが、EFも今年はシーズン開幕当初からいい感じ。

以前、「チームEFのボス『スポンサーからの資金も回復したから高いレベルにいける』」という記事を書いたが、まさにその通りにしっかりとチームづくりに力を入れることができているのかもしれない。

結果（トップ10）