Enter your email address below and subscribe to our newsletter

ツールに選ばれなかったサム・ベネット「めっちゃショックやった」

サム・ベネットがツールに出られないことについてコメント

Share your love

今年のツール・ド・フランスに出場すると思われていた現代のトップスプリンターの一人、Bora-hansgroheのサム・ベネット(Sam Bennett)。しかし、彼は選ばれず、代わりにジョルディ・メーウス(Jordi Meeus)が選ばれた。

そんなベネットがツールのメンバーに選ばれなかったことについてインタビューに応じ、自分の気持ちや考えを述べている。情報源記事では長文のインタビュー記事だが、ここではほんの一部だけ紹介しておく。

情報源:Sam Bennett on Tour non-selection: ‘First I was shocked, then I was upset … for sure I would have been in top shape.’

サム・ベネットはツールの前に、自身をアシストするトレイン部隊とともにスプリントの練習のためのキャンプに参加していた。だがその終わりにチームから電話がかかってきて今年のツールに出場できないことを知らされた。本人としては、ツール前にそんなキャンプに参加しているのだから、ツールに選ばれると期待していただろう。誰だってそう思うはずだ。

だが実際にはそれが叶わなかったわけで、ベネットはそのときの気持ちを次のように述べる。

“I was really disappointed. And to be honest, at the very beginning, I was shocked,”

訳「めっちゃ凹んだわ。ぶっちゃけ最初はショックやった」

また、サム・ベネットはツール・ド・フランス前にその前哨戦の1つクリテリウム・デュ・ドーフィネ(Critérium du Dauphiné)に出場していた。

ドーフィネは山岳が多い大会だったので、それはステージ優勝のためではなく、ツールの山岳ステージを乗り越えるためのトレーニングのために、また、ツールに向けたコンディションづくりのために出場していた。これはシーズン当初から予定していたドーフィネの使い方だった。そして実際にドーフィネでは本人も好感触を得ていたようだ。

だが本人はトップコンディションに近づいているという感触があっても、チーム側はそう考えていなかった可能性がある。つまり、ステージ優勝を積極的に狙いにいかなかった結果だけを見て、サム・ベネットはツールで勝てるコンディションにはないと判断したのかもしれない。サム・ベネットはそんな内容のことも話す。

そして、「チームが勝利を自分に求めていたのならば、ドーフィネではなくツアー・オブ・スロベニアのほうに出場してそっちで勝利を狙っていたわ」と。これは、チーム内部での意思疎通や目標設定の調整といった点が不足していたとも考えられる。それが今回の選出漏れにつながったのかもしれない。

さらに、「ドーフィネの感触から、もしツールに出られたならば自分はトップコンディションで戦えたはずやし、ツールという最高峰のレベルの戦いでもどうすれば勝てるかを自分はわかってるんや」とコンディションの良さと自信を語る。

上述のように当初は結果に失望していた彼だが、1週間が経過して今は落ち着いて考えることができているようで、ツールに挑む選手については、

“I just need to figure things out, I suppose. But at the same time, I have to respect whatever way the team want to go and the decisions they make. I do wish them all the best in the Tour de France. I hope that our side, the sprinters’ side — of course all of them — but the sprinters’ side, that they have a great Tour. And of course to Jordi, I hope he has a fantastic first Tour de France.”

訳「現実を受け止めなアカンやろうけど、同時にチームの方針や決定がどんなものであれそれを大切にせなアカン。ツールではみんなベストを尽くして頑張ってほしいし、特にスプリンターとして言わせてらうならば、スプリンターにもすばらしいツールになってほしい。もちろんツール初出場のジョルディ・メーウスにとっても最高のツールになればええね」

Share your love

Warning: Undefined array key "path" in /home/miyamaworks/bikenewsmag.com/public_html/wp-content/themes/blocksy/inc/helpers/html.php on line 6
piginwired
piginwired
Articles: 7115

4 Comments

  1. 客観的にみると自業自得という面もあるかと…
    サム・ベネットはどのくらい年俸をもらっているかは定かではないですが、せっかく希望していたトレインメンバーも揃えてもらったのだし、ツール・ド・フランスだけで結果を出せばいいという選手ではなく、やはりワンデイやワールドツアークラスのステージレースでも勝利の量産を期待されていたと思います。
    それでも、今回のツールはメーウスよりはサム・ベネットの方が勝てる可能性はあったと思いますね。
    メーウスはまだ発展途上というか、よくリードアウトトレインからはぐれたり、ゴール前数Kmの時点で集団に埋もれて行方不明になっていたりするので…
    今回もメーウスが行方不明になって、しかたなくファン・ポッペルがスプリントするなどありそうです。

    • たしかにサム・ベネットはそもそも勝利を量産していれば選ばれていたのかも。ちょっと調整をゆっくりしすぎた?
      シーズン前から「ツール・ド・フランスではお前のためにアシスト揃えるわ」みたいなこと言われてたようなので、油断していたのかも。

      経験値だけでいうとやはりファン・ポッペルだろうけど、ボーラとしてはメーウスにグランツールの経験値をつませて次のエースにしようという考えもあるのかも?

      • 今回メーウスに経験を積んでもらおうというのは、まったくもってその通りだと思います。1勝できたら儲けものというところでしょうか。
        それと、先ごろファン・ポッペルの契約が2027年まで大幅に延長されてますね。
        これは、スプリンターはいつでも取り替えられるぞというサム・ベネットへのプレッシャーなのかも?
        アッカーマンが戻ってきたりして?…ないか…

        • お、ファン・ポッペル契約延長ブヒか。
          メーウスはサムベネとは違うタイプのスプリンターとして育てるのもアリかと。
          サムベネより石畳に適性ありそうだし。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

Stay informed and not overwhelmed, subscribe now!