ズデネク・スティバルが完全に引退。シクロクロス世界選手権後にロードレース引退
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今年はオーストラリアのワールドチームのジェイコ・アルウラー(Jayco-AlUla)で走っていたズデネク・スティバル(Zdenek Štybar)。チェコ人の37歳で元シクロクロス世界王者でロードレースでもこれまで有名レースで優勝してきた。
そんな彼が来年2月2日~4日で開催されるシクロクロス世界選手権(男子エリートが最終日)に出場後にロードレースから完全に引退することを明らかにしたようだ。
情報源:Jayco-AlUla, Zdeněk Štybar ha deciso: smetterà dopo i Mondiali di Ciclocross
これまでほんの少しの可能性ではあるが引退を延期するのでは?という憶測もファンの間ではあったように思われるが、今回のチェコのプラハでの記者会見において彼はシクロ世界選後のロードレースからの完全引退を明言した。
ズデネク・スティバルは2010年にシクロクロス世界選手権で初優勝して世界王者に。その後2011年からロードーレースを本格的にスタートさせるべくクイックステップと契約。そしてずっとクイックステップで走り続けてきた。2015年にはストラーデ・ビアンケで優勝、さらには同年のツール・ド・フランスでピーター・サガンをしりぞけステージ優勝、2019年にはE3とオンループでも優勝するなど、ロードレースでも存在感を放ってきた。
今年はジェイコ・アルウラーへ移籍。だが同チーム側からも契約延長の積極的なオファーも、そして他チームからもおそらく満足のいくオファーはなかったのだろう。少し前から本人も引退を示唆していたが、今回の発表で引退が正式に決定した。
ロードレースからは引退となるが、今後は特定のプロチームに所属せず他の分野、たとえばマウンテンバイクなどのレースに出場していくのかもしれない。