ポガチャルの栄養士「絶食トレーニングは意味なし」
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栄養学における査読付き科学雑誌Nutrientsで、絶食トレーニングはたいして効果がないとする発表がなされた。執筆者の中にはタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)を指導している栄養士も含まれている。その論文(?)が下のものだ。
この執筆者の中にGorka Prieto-Bellverという名前があるが、それがポガチャルの栄養士だ。
絶食トレーニング
絶食トレーニングとは、炭水化物が肉体の中で少ない状態でトレーニングをすること。かつてチームSkyが行っていた。このトレーニングについてはこのブログでも2017年に紹介していて、「あえて何も食べずに空腹状態でロードバイクに乗るトレーニング方法。その効能と注意点。」という記事がそれだ。
バスク大学による実験
バスク大学の研究者らは17人の男の自転車乗りをランダムに2つのグループに分けてから、5週間にわたりトレーニングをさせて、どれだけ強くなったかについて対照実験を行った。
その実験の内容・方法を大雑把に言うと次のようになる。
1つ目のグループ(PCHOグループ)は9人で平均年齢24.8歳で、こちらは炭水化物の接種を限定的にした。つまり絶食トレーニングを行ったグループだ。このグループは、低い強度のトレーニングのときは炭水化物を少なめ摂取し、高い強度のときは炭水化物を多めにといった感じだ。
もう1つのグループ(HCHOグループ)は8人で平均年齢28.2歳。こちらはトレーニングの強度にかかわらず常に十分な炭水化物を摂取させた。
結論
結論としては、どちらのグループも肉体的なパフォーマンスの進歩が見られたという点では同じ。ただ、絶食トレーニングをしたグループに注目すべき優位性が見られたわけでもなかった。つまり、絶食トレーニングだろうと、逆に十分な炭水化物を摂取した状態でのトレーニングだろうとあまり差はないということだ。どちらが一方よりも明確に優れているとは言えないという結論となった。
これは食事の仕方、特に炭水化物の取り方は体のエネルギーの使い方に対してあまり影響を与えないのではないかと考えられる。
私見
🐷「結局、難しく考えないで普通に食べて適切なトレーニングすればそれで十分なのでは?」
なるほど、つまり今夜は唐揚げとビールですね!!
唐揚げはチキン。チキンは良質なプロテイン。つまり、唐揚げは良質なプロテイン。
そしてビールは精神を強くする!
2つ合わせれば無敵のトレーニング!!