本当に電動コンポを使えてる?シマノとスラムの電動コンポのあまり知られていないかもしれない機能
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今やすっかり電動式変速システム、通称電動コンポが当たり前となった。サイクリングロードや街を走る自転車の9割が電動デュラーエスだったりSRAM RED eTap AXSだ(??)。
なお🐷はシマノの10速105使いだ。今年もそれでいく(固い決意)。
だがそんな電動コンポユーザーでも、果たしてどれだけ多くのユーザーがきちんと電動コンポを使えているのだろうか。使ったことのない機能もあるのではないか。
今回は、シマノとSRAMの電動コンポの機能のうち、あまり知られていないかもしれない、またはあまり使われていないかもしれない機能を説明している動画を紹介する。さっそく次の動画を見て欲しい。
目次
シマノDi2の変速速度の変更機能
シマノDi2コンポには、E-TUBE PROJECTというスマホアプリが用意されていて、それを使うと変速するときのギアのスピードを変更できる。超速い、速い、普通、ゆっくり、超ゆっくりの5つのモードがある。
シマノDi2の疑似的な自動変速
シマノの、いわゆるシーケンシャルまたはセミシーケンシャル変速機能こと。チェーンが極端なたすきがけ(クロスチェイニング)になる場合に、自動的にそれを緩和させるように動く機能だ。
たとえば、大きいフロントリングを使って走っている場合に、リアのスプロケも一番大きなギアへ(一番軽いギアへ)変速しようとすると、チェーンが最も斜めの状態となる。これはチェーンに大きな負担を与えるため推奨されない。このときシマノのDi2はこの状態を避けるため自動的にフロントリングが小さいほうへ変速する仕組みを持っている。
シマノDi2のシークレットボタン
上述E-TUBE PROJECTアプリを使っている場合なら、補助ボタン機能を使うのがおすすめ。このボタンはシフトレバー上部のフードに隠れている。同アプリを使って、このボタンに様々な機能を割り当てることができる。
サイコンにバッテリー残量表示
シマノDi2もSRAMもコンポ自体にバッテリー残量を示すライトがあるが小さい。
そこで走行中によく見るであろう(見ないほうが安全だが)サイコンの画面にバッテリー残量を表示できれば便利だ。現時点では少なくともGarminとWahooのサイコンで可能らしい。
サイコンに走行中のギアセットを表示
上のバッテリー残量表示と同様に、走行中に使っている歯車の情報(前がいくらのギアで、後ろがいくらのギアか)を表示できるらしい。
シフターによる変速性能の最適化
ワイヤー式(機械式)のコンポだと、ワイヤーをひいたりゆるめたりしながら変速時にギアが一番スムーズに動くよう調整するが、シマノDi2とSRAM AXSでは変速シフターを使ってそれができる。SRAM AXSではAXS用アプリを使ってかなり細かく・正確に調整が可能。
電動コンポならこの機能によって今のバイクから新バイクへコンポを載せ替えるときに、変速調整が楽になる。
どのように変速を使用したかのデータを取得
ライド中に何回変速したか、どのギアの組み合わせを最も多用したか、1kmあたりの変速状況など様々な変速データを取得・記録・閲覧可能。
これにパワーメーターを組み合わせ、どのようなコースレイアウトでどのようなギア比が一番自分に適しているかを把握できる。
アプリ上でバッテリー残量を確認
電動コンポは電気で動くのでバッテリーがなくなれば終了。そのためバッテリー残量はつねに気をつけたい。
先に紹介したようにサイコン上でバッテリー残量を表示する機能もあるが、シマノやSRAMのアプリ上でもそれを確認可能。
SRAMのBlips
これはプロもよく使うものとして有名。簡単にいえばボタン型の変速シフター。指先一つでダウンさ(ギアを)。
もちろんレースガチ勢ならばスプリント時に下ハンのままこれを押すだけでシフトアアップ!