フルーム「今のイネオスはチームSkyと完全に別物」
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かつてツール・ド・フランスを支配しロードレース界の最強チームとして君臨していたチームSky。その黄金期にエースを務めたのがクリス・フルーム。
そのチームSkyからイネオス・グレナディアースへチーム名が変わっても主要なメンバーはあまり変化していなかった。しかし昨年から今年はそのイネオス内部に大きな嵐が発生。チーム創設時からの首脳陣が抜けたり、主要選手の移籍・引退などが相次いだ。
そんなかつての古巣を見て、クリス・フルームは「イネオスはチームSkyとは完全に別物」と評する。
上述のように今年のイネオスは来年度に向けてチームの内部で大きな変化が起こった。もともと近年は若返りを進めていたチームだが、今年は6人の新加入の選手の他に運営・技術系スタッフも30人が新しく入った。
フルームがチームSkyでいっしょに仕事をしていた真にチームの核となっていたデイヴ・ブレイルスフォードやフラン・ミラーなどはいなくなり、またいっしょに走っていたいた選手らもゲラント・トーマス、ベン・スウィフト、サルヴァトーレ・プッチョ、ミハウ・クフィアトコフスキ(KWSK)、エガン・ベルナル、ホナタン・カストロビエホを除いていなくなった。
それゆえフルームは、
訳「だから当然、完全に別チームになったと思っていいやろね。自分的にはそう」
と語る。
このように別チームとなったと考えられるイネオスが再びチームSkyのようにツール・ド・フランスで輝く日がくるのか(そのためには若い才能の台頭が必要)、それともこれからもレースの「ただの背景」になってしまうのか。トム・ピドコックとの関係の修復も含めて来年は「新チーム」にとってこれまで以上に重要な年となりそうだ。