レビュー
Rapha


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2025ヘント~ウェヴェルヘムでオラフ・コーイが落車し鎖骨骨折。春のクラシックは終了へ
昨夜の2025ヘント~ウェヴェルヘムはディフェンディングチャンピオンであるマッズ・ピーダスンが昨年に続いての連覇を成し遂げ、同大会3度目の優勝となった。しかもそれはフィニッシュからまだ70km以上もある区間で始めた攻撃を起点としたもので、その後56kmも独走するという圧倒的な強さを誇示したものだった。
もともとヘント~ウェヴェルヘムは風がプロトンを翻弄することが多いレースだが、今年もそうで、レース前半からエシュロンが形成され、プロトンがいくつかに分断されることがあった。Lottoのエーススプリンターのアルノー・デ・リーはこの分断により途中リタイアとなった。
そして上述ピーダースンのPlugstreetsでの攻撃についていったのは、オラフ・コーイ、ヤスペル・フィリプセンの2名だったが、フィリプセンはパンクで遅れ、そしてコーイはコーナーの侵入速度を間違え(?)て落車し、鎖骨を骨折してしまった。チーム側の発表がこちら。
🇧🇪 #GW25
— Team Visma | Lease a Bike (@vismaleaseabike) March 30, 2025
Update: Olav Kooij has fractured his collarbone during today's Gent-Wevelgem.
Join us in wishing Olav a speedy recovery. 🍀 pic.twitter.com/3pEe3vdUZd
本来ならチーム・ヴィズマ・リースアバイクは先頭集団の逃げにヴィクトール・カンペナールツを、そしてピーダスンのマークに本命のオラフ・コーイをつけるという作戦を描き、最難関の石畳の坂り区間ケンメルベルグを前に先手をとって攻撃をしかけていくはずだった。
だがこのオラフ・コーイの落車骨折リタイアによりそれらの目論見が霧散することとなった。
オラフ・コーイはこの骨折により春のクラシック戦線は終了となる。いくらロードレースのプロは鎖骨骨折から復帰が速いといってもトレーニングがあるため、今シーズンの大きな目標であるジロ・デ・イタリアに出場できるかどうかは微妙なところか?