カンパの親指シフターが新13速スーパレコードワイヤレスで復活

2023年5月にカンパニョーロから発表された現行のスーパレコードワイヤレス（SUPERRECORD WIRELESS）。2018年以来のフルモデルチェンジとなったわけだが、そこではカンパニョーロ伝統の親指シフターことサムシフターが廃止された。

しかし、昨年このブログでカンパの特許情報を紹介した記事「カンパニョーロが親指シフターを新スーパーレコードワイヤレスに搭載か？」では、その親指シフターが再び新コンポで搭載されるのではないかということを伝えた。

そして少し前に新型13速のスーパーレコードワイヤレスのプロトタイプが搭載されているバイク画像が話題になったが、現在開催中のジロ・デ・イタリアでワールドチームのCofidisが使う一部のチームバイクにもやはりその新コンポが搭載されていて、そしてそれには親指シフターが搭載されているもよう。

情報源：Campagnolo makes huge U-turn as new groupset breaks cover at Giro d’Italia

現行の12速スーパレコードワイヤレスにおいては親指シフターの廃止にあわせて、バッテリーが各ディレイラーとエルゴパワーの両方に搭載されることになったため、エルゴパワーのインターフェースが完全に刷新された。

情報源記事の新13速スーパレコードワイヤレスの画像をみると、まずそのディレイラーがフロントもリアもデザインが変わっている。特にフロントディレイラーのデザインの変更がわかりやすいか。リアディレイラーはケージ部分などのデザインが変わって同時に現行版よりも少し軽量化されているようにも見える。

そしてブレーキレバーについている変速レバー部分だが、現行のそれは親指シフターを廃止した代わりに変速パドル？ボタン？が2つで構成されているのに対して、新13速のそれは1つのみだと画像でわかる。またEkarのデザインとも違う。