カラパスがツール・ド・フランス欠場へ。胃腸の病気が原因

東京五輪金メダリストで今年のジロ・デ・イタリアでも総合3位になっていたリチャル・カラパス（Richard Carapaz）だが、内蔵の消化器官の病気によりツール・ド・フランスを欠場することとなった。

情報源：Richard Carapaz out of Tour de France due to gastrointestinal infection

今シーズンについてはもともとカラパスはジロで総合優勝を、そしてツール・ド・フランスではステージ優勝と山岳賞獲得を目標としていた。

だが所属チームEF Education-EasyPostからの発表によると、彼は母国エクアドルでトレーニングをしていたのだがそこで腹痛と高熱を発症。病院で検査を受けた結果、胃腸の感染症との診断を受けた。そして抗生物質などの薬を使って胃腸や高熱を抑えようとしている。

チームの声明では、

He came out of the Giro with amazing form and was setting career-high power numbers in training. He sacrificed a lot to get to that level, so the timing really couldn’t be worse. We know how much the Tour means to him, so to lose him this close to the race is a real blow. 

「カラパスはジロでの好走は驚異的だったし、そしてツールに向けたトレーニングでも素晴らしいデータを叩き出していた。そのコンディションに至るまでに多大なる努力をしてきただけに、今回のことは彼にとっても最悪のタイミング。我々はツールが彼にとってどれだけ大事かも理解しているだけに残念だ。またチームにとっても大ダメージだ」

と述べている。今後はブエルタ・ア・エスパーニャを目標に切り替えていくことになる。