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2025ツール・ド・フランス第8ステージ

2025ツール・ド・フランス第8ステージはジョナタン・ミランが難しいスプリントを制してツール初勝利!

2025ツール・ド・フランス第8ステージの結果とハイライト・レビュー

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2025ツール・ド・フランスの第1週目はこれまでまるで春のクラシックのようなステージが目立っていたが、昨夜の第8ステージは第3ステージぶりのピュアスプリンター向けの平坦ステージで、彼らが主役となった。

だがフィニッシュの場所はゆるやかに少し登るものになっていた。早めにしかけると必ず失速するタイプのフィニッシュで、通常のスプリントよりも難しい言えるかもしれない。そんな第8ステージのレビューとハイライト、そして結果を。

第8ステージのコース

いつもどおりコースとレースプレビュー、そして優勝予想は記事「今日の2025ツール第8ステージのコースプレビューと優勝予想」をどうぞ。

2025ツール・ド・フランス第8ステージのコースプロフィール

レース展開ハイライトとレビュー

肋骨骨折のアルメイダ

昨日の第7ステージで上画像のように落車したジョアン・アルメイダ。そのレース後の診断結果は深刻な負傷はないものの、深い擦過傷と左側の簡単な肋骨骨折という診断となった。チーム側の発表がこちら。

そしてそのアルメイダだが骨折の程度が軽いため、今日の第8ステージにも出走が決定した。チーム側は慎重に今後の様子を観察し、数日は難しいコンディションになると話す。

🐷「肋骨骨折が深刻な負傷ではない?ちょっと意味がわかりませんね」

ヘイグは脳震盪でリタイア、ブイトラゴは今日も出走、ダンバーはDNS

一方で、アルメイダたちとともに落車したBahrain-Victoriousの中心選手だったジャック・ヘイグは落車時に脳震盪となっていたもよう。ただしすぐに回復している。だがUCIの脳震盪プロトコルに従いレースはリタイア。今後しばらく静養となる。

また同チームのエース、サンティアゴ・ブイトラゴはひどい擦過傷があるものの今日も出走している。

そしてJayco-AlUlaのエース、エディ・ダンバーもその落車で手首を痛めたようで今日はDNSとなりリタイアとなった。

90km逃げなし。

「今日の2025ツール第8ステージのコースプレビューと優勝予想」でも、

以上より事前の想定通りに集団スプリントになるだろう。逃げきり優勝が決まる可能性は限りなくゼロに近い。というかそもそも逃げが出来るかどうかも怪しい。

と書いたわけだが、今日はその通りスタートから逃げはなくサイクリングムードのままずっとレースが進んだ。

途中の中間スプリントポイントはジョナタン・ミランがトップ通過で20ポイントを積み上げた。

そしてこの後、残り80kmとなったところでついにこの日の逃げができあがる。TotalEnergiesの2名、マッテオ・ヴェルシェとマチュー・ブルゴドーがアタックしたのだ。

プロトンはこの逃げを容認。しかし決してタイム差を大きく広げることは許さず、1分ほどのタイム差をキープしてつかずはなれずで泳がし続ける。

この二人はマッテオ・ヴェルシェがおもに先頭を牽いている時間が長いように見えた。そして残り12kmになったところでヴェルシェが力尽き、マチュー・ブルゴドーが単独走へ。もともとヴェルシェがいけるとこまで引くという作戦だったのか?あとステージ優勝狙いというか、メインはこの日の敢闘賞狙い?

だがそんなTotalEnergiesの作戦も残り10kmでプロトンによってつぶされてしまう。

ここからプロトンは高速カーブがあったり、360度カーブがあったりしながら塊となって集団スプリントへなだれ込む。

ポガチャル、そんな位置で大丈夫か?

この日も通常の3kmルールではなく「5kmルール」が適用されていて、5km圏内は救済処置が働く。その5km目指してTeam Visma | Lease a Bikeはヴィンゲゴーとともに先頭に固まって危険回避をしていたものの、UAEとSoudalーQuickStep、特にそれらのエースのポガチャルとレムコが集団中ほどでずっと走っていたのが気になった。

結果的には残り10kmからも特に問題になるような落車は発生しなかったのでポガチャルもレムコも何もなくフィニッシュしていたが、普段なら特にポガチャルはプロトン先頭できっちり危険回避をしているだけにこの日の終盤でのポジションは気になった。

ラスト1km~フィニッシュの動画

微妙な登り勾配のスプリントで、しかも最後はアシストがいない中でジョナタン・ミランが勝利。これでめだたくツール・ド・フランス初勝利を記録したことになる。

ジロ・デ・イタリアではすでに4勝してきたので、これで残るはブエルタ・ア・エスパーニャだけだ。ブエルタでもステージ優勝できれば、全グランツールでステージ優勝を達成できることとなる。それはいつになるだろうか。

マチュー・ファン・デル・プールにアシストされたカーデン・グローブスは先頭に立つのが早すぎたか。

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

1Jonathan Milan Lidl – Trek1位との差
2Wout van Aert Team Visma | Lease a Bike,,
3Kaden Groves Alpecin – Deceuninck,,
4Pascal Ackermann Israel – Premier Tech,,
5Arnaud De Lie Lotto,,
6Tobias Lund Andresen Team Picnic PostNL,,
7Bryan Coquard Cofidis,,
8Alberto Dainese Tudor Pro Cycling Team,,
9Vincenzo Albanese EF Education – EasyPost,,
10Stian Fredheim Uno-X Mobility,,

総合トップ10

1Tadej Pogačar UAE Team Emirates – XRG1位との差
2Remco Evenepoel Soudal Quick-Step0:54
3Kévin Vauquelin Arkéa – B&B Hotels1:11
4Jonas Vingegaard Team Visma | Lease a Bike1:17
5Mathieu van der Poel Alpecin – Deceuninck1:29
6Matteo Jorgenson Team Visma | Lease a Bike1:34
7Oscar Onley Team Picnic PostNL2:49
8Florian Lipowitz Red Bull – BORA – hansgrohe3:02
9Primož Roglič Red Bull – BORA – hansgrohe3:06
10Mattias Skjelmose Lidl – Trek3:43

各賞1位

総合1位Tadej Pogačar(UAE Team Emirates – XRG)
ポイント賞1位Jonathan Milan(Lidl-Trek)
山岳賞1位Tim Wellens(UAE Team Emirates – XRG)
新人賞1位Remco Evenepoel(SoudalーQuickStep)


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3 Comments

  1. ミラン「今年のUAEツアーの第1ステージ(https://bikenewsmag.com/2025/02/18/tadej-pogacar-attacks-the-big-sprinters-on-stage-1-of-the-2025-uae-tour/)と比べたら、こんな勾配無いも同然だ!」

    アルメイダは骨折といっても完全に折れているわけではなく、おそらくヒビが入っている状態なんでしょうな。

    • さすがパワアアアアアアアアアアアアアさん!

      アルメイダはたぶんそんな感じブヒね。それでも痛みはあるだろうに、また落車して悪化しないことを祈るばかりブヒね。

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